今回も最近見たアニメの感想を述べていきたいと思います。今回はこれ!
タイトル:グッバイ、ドン・グリーズ!
製作年 :2022年 劇場版公開作品
上映時間:95分
まずはざっとあらすじを説明すると・・・
周りに馴染めずに一人ぼっちだった主人公・ロウマと同じ境遇にいたトトが幼少期にドン・グリーズというチームを結成する。やがてトトは東京の高校に進学、一人ぼっちに戻ったロウマはアイスランドから来たドロップと意気投合し3人目のドン・グリーズになる。ある日夏祭りの花火で山火事が起きたが、犯人はドン・グリーズという憶測が広まってしまう。その時飛ばし墜落したドローンの映像を証拠に無実を説明するべく、彼らのひと夏の冒険が始まるのであった。
あらすじにざっと目を通してから本編を見たのですが、最初はスタンド・バイ・ミーのような作品だと思っていました。地元で馴染めない少年達、目的物を探してひと夏の冒険をする部分なんかは特にそうでしょう。実際途中まではクマに出会ったり川に流されたりと困難を乗り越えていく様は類似していると感じました。しかし、目的を達成したあたりから話の流れが変わり、終盤の展開、伏線回収なんかは見ものです。ぜひ序盤から目を凝らして見てみてください。(ネタバレ回避のために敢えてここでは話しません。)
ストーリーや構成、終盤の展開やオチなどは概ね王道でベタでしたがかえってそれが変に懲りすぎず、捻くれすぎずにまとまっていたと思います。劇場版という短い尺の中ではうまくできていたのではないでしょうか。少年の頃の友情や冒険心を楽しみたい人にはピッタリの作品です。
オススメ度:★★★☆☆(75/100)