びー級ブログ

思ったことをただ書くだけです。モットーは広く浅く。

アニメ感想まとめpart15

お久しぶりです。前にも言った通り毎月更新は色々と私生活に影響が出てきているため、今回より不定期更新とさせていただきます。新作アニメを視聴しつつ旧作も…というのは私生活がそれだけで終わってしまうため、間隔を開けざるを得ません。

また◯月分とタイトルに記載していましたが、不定期更新によりない月が出てくる点と、昨年で月が一巡したため今回よりPart◯と改めることとします。なお以前の記事にも数字を振っていますが、クールまとめはこれにカウントしないこととします。

 

 

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2021年

話数:12話

ジャンル:異世界転生、ファンタジー

制作会社:REVOROOT

オススメ度:★★★★☆(82/100)

あらすじ:普通のOLであった相沢梓は過労死し、不老不死の魔女・アズサとして異世界に転生した。前世での反省からのんびりスローライフを送る彼女は生活費を稼ぐためスライム倒し続けていたが、300年後いつの間にかレベルが最大値の99になってしまっていた。その噂を聞きつけ、ドラゴンやスライムの魂を持った少女などが押しかけ様々な騒動に巻き込まれていく。

感想:内容こそはお決まりの異世界転生モノでしたが、これが中々面白かったです。個人的にチートだの無双系ってあんまり得意ではないのですが、このアニメはそこに変に鼻にかける感じでもなくゆっくりと物語が進むため安定して見ることができました。そしてなんといってもこのアニメは登場人物がみんなかわいいところです。アズサを中心に取り巻くライカやファルファ達がかわいいのでずっと見続けてしまいました。やっぱりかわいいは正義ですね。作品の内容も結局はアズサの暴力膨大な魔力で解決するため変に肩肘張らなくてもゆっくりと見ることができるアニメなので、気軽に見られる点も良いところ。2期も放送するそうなのでこれを期にチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

エルフ・17

形態:OVA

発売年:1987年

話数:1話(30分)

ジャンル:SF

制作会社:エイジェント21

オススメ度:★★★☆☆(67/100)

あらすじ:エルフのルウは銀河旅行をかけた銀河大武術大会に飛び入り参加し優勝し銀河帝国を旅する―。

解説:コミックが原作のアニメです。DVD化されていないため視聴は困難で、AT-X等のアニメ専門チャンネルでの放送を待つしかありません。

感想:単発OVAにしてはまずまずの出来だったと思います。古臭さはあるもののヒロイン・ルウのかわいさも描かれていて絶妙な際どさがあった点はOVAならではといったところでした。30分という短い尺の中でもキチンとストーリーが構成されており、グダグダしている場面が少なかった点も評価点で、気軽に見られる作品だと言えます。これがもっと続編をOVAで展開されていれば…と思うと惜しい作品でした。そうすればDVD化もされたのかな、なんて思いますね。

 

教科書にないッ!

形態:OVA

発売年:1998年

話数:2話

ジャンル:学園

制作会社:AIC

オススメ度:★★☆☆☆(55/100)

あらすじ:公立乙女高校教師の大楽有彦は、学校帰りに同僚の教師・五月弥生と飲んでいた帰り道、タバコを吸っている少女・白樺綾を見つけ、五月の前で良いところを見せたい大楽は注意する。その行為に大楽に興味を抱いた綾は翌日乙女高校に転校し、大楽をあこがれの人と言い張り、同棲まで始める。大楽、綾、五月の奇妙な三角関係から様々な騒動に巻き込まれていく。

解説:1998年の東映ビデオから発売されたOVAです。各配信サイトで配信されていないため視聴難易度は比較的高かったりします。レンタルにあればいいのですが、そこまでするほどかというのも・・・。

感想:R-15指定の割にはお色気描写がイマイチだった気がしました。パンチラはあれど、露出も少なく乳首が見えないなどOVAとしては今ひとつ華がないような気もします。また30年近く前の作品のためさすがに描写が古い点は仕方ないでしょう。ノリや描写が一昔前の作品であることと、タイトルや作風に反してお色気が控えめな点、OVAという限られた枠のためこれだけ見てハマることはあまりないでしょうが、当時の不良や高校生(ギャル)の描写を懐かしむならアリかなと思いますが、やはり全体的な仕上がりは中途半端で微妙といったところ。

 

D.C.ダ・カーポ

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2003年

話数:26話

ジャンル:ラブコメ、青春

制作会社:ZEXCS

オススメ度:★★★★★(90/100)

☆今回のオススメ作品☆

あらすじ:一年中枯れない桜が咲き誇る初音島。風見学園に通う主人公・朝倉純一は「他人の夢を見させられてしまう力」を持っており、今日も寝ている間に誰かの夢を見ているようだった。その夢の中には幼馴染の少女が現れるが、妹の朝倉音夢に叩き起こされ現実に戻されてしまう。朝起きて学校に通う平凡な日常。学園のアイドル、天然の後輩、なぜか学校の屋上で鍋を食べている姉妹…等彼女たちと共に平穏な一日を送るが・・・。

感想:言わずと知れた名作なので今更特に言うことはないのですが、改めて見ると傑作ですね。前半はコメディ調に展開されていくのですが、16話以降は重いシリアスシーンの連続で緊張感が続きます。特に20話の音夢とさくらの屋上での喧嘩は見ものです。OPのサクラサクミライコイユメも名曲で、これだけでも見る価値はあります。私個人未だにカラオケに行くと選曲してしまいますね。これから春で桜の季節ですしdアニメストアで配信されていますので往年の名作が気になっているなら要チェックです。

 

いぬやしき

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2017年

話数:11話

ジャンル:SF

制作会社:MAPPA

オススメ度:★★★☆☆(65/100)

あらすじ:定年間近のサラリーマン、犬屋敷壱郎は会社や家庭から疎外されている日々を送っていたところ、ある日突然医者から末期がんによる余命宣告を受けてしまう。その晩、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ、機械の体になった彼は人間を遥かに超える力を得た。その一方、同じ事故に巻き込まれた高校生、獅子神皓はその力を思うがままに使いはじめていた。この人間離れした力を得た二人の相反する思いが動き出す・・・。

感想:設定自体は面白いのですが、展開が雑というか急すぎましたね。序盤は犬屋敷による勧善懲悪物として進んでいき、後半は獅子神の暴走とそれを阻止しようとする犬屋敷のやりとりが展開されていますが、それにしても唐突というか設定と描写が合っていない部分が多々あり何を見せられているんだと思う場面もありました。そして問題は最終話、いきなり隕石が落ちてくると言われる超展開は話を無理矢理終わらせるとしか思えませんでした。とまあここまでは話の構成に難ありだったわけですが、4話のヤクザの話や最終話の最後の流れなどは痛快でした。11話と短い尺で色々詰め込みすぎな気もしますが、話が破綻しているわけではないので無難なところと言った感じでした。

 

2023年秋アニメ感想

 

おまたせしました。例のごとく2023年秋アニメの感想をさくっとまとめていこうと思います。年間まとめより後に書いてるのは勘弁してください。最終回がまだなんです。

※豚のレバーは加熱しろに関しては12話が放送未定のため後日取り上げます。

 

 

はじめに

今回の対象は2023年9月末ないしは10月に放送開始し同年内または翌年1月に終了した作品が該当します。あらすじは省略します。

葬送のフリーレンと薬屋のひとりごとは来期にまたがるためここでは取り上げず2024年冬アニメまとめにて取り上げる予定です。

 

オススメ度に関しては以下の通りとなります。点数に関しては話の内容、構成、キャラクター、作画、主題歌等を勘案してつけてます。目安のひとつに過ぎません。

★★★★★・・・90点〜。傑作。私個人が推す絶対に見て欲しい作品です。見て後悔はさせないくらいには自信を持ってオススメできる作品。

★★★★☆・・・80〜89点。名作。★5つとまではいかないけど、見て面白かった、ハマったアニメでオススメしたい作品が対象。

★★★☆☆・・・60〜79点。良作、佳作。70点台は良作判定で、名作とまではいかないけれどオススメできる作品、60点台は佳作でまあまあ楽しみにしていた作品とします。

★★☆☆☆・・・40〜59点。普通かそれ以下の作品。★1つとまではいかないけれどもどこか残念に感じた作品はこちら。50点台はギリギリ普通に見れる、40点台は普通とまではいかないけど微妙な作品とします。

★☆☆☆☆・・・20〜39点。個人的に残念と感じた作品。このあたりになると途中切りするケースが多いため事情がない限りは見たり取り上げないと思います。

☆☆☆☆☆・・・〜20点。駄作はこちら。また評価対象外で見るまでもないと判断した作品なので基本は取り上げません。

 

作品一覧

 

※あくまでも個人的な意見です!

 

ダークギャザリング

話数:25話

ジャンル:ホラー、アクション

制作会社:オー・エル・エム

オススメ度:★★★★☆(85/100)

10月からの2クール目が特にホラーで面白さが増していたと思います。深夜に部屋真っ暗にして見るのがちょうどいいと思います!肉団子の場面等トラウマになりそうなレベルのシーンが続き1期よりよりホラーさが増していて見ごたえがありました。

また制作会社がOLMなだけにポケモンを連想させるセリフや描写があった気がしてニヤリとさせられる場面も。

 

星屑テレパス

話数:12話

ジャンル:青春、百合

制作会社:Studio五組

オススメ度:★★★★★(90/100)

☆2023年秋アニメオススメ作品☆

ぼっち・ざ・ろっく!以来の新作きららアニメ枠です。おでこパシーが尊いのもありますが、キチンと人間ドラマしていて面白かったです。脳死で見れる作品もいいですが、こういうギスギスした展開から立ち直っていく作品こそ燃えるのでむしろこの展開好きで、今までのきららアニメとは一味違う雰囲気を味わえたと思います。雷門瞬が面倒くさいキャラになってしまっていますがここを時間をかけて処理できた点も評価でき、より絆が深まったシーンではないでしょうか。きららアニメだからと敬遠せず目標に向かって一所懸命に励む青春モノと考えると面白いですよ。

 

 

ミギとダリ

話数:13話

ジャンル:ミステリー

制作会社:GEEKTOYS × CompTown

オススメ度:★★★★★(93/100)

☆2023年秋アニメオススメ作品☆

すべてが完璧でした。構成、間合い、テンポすべてが紙一重で進んでいきいい意味で予想を裏切られたり先の読めない展開に毎週ハラハラさせられました。1週間待つのがもどかしい作品でいざ始まるとあっという間の30分でしたね。それぞれのキャラが濃く霞んでいない点もポイントで非の打ち所がない作品でした。

 

 

鴨乃橋ロンの禁断推理

話数:12話

ジャンル:ミステリー

制作会社:ディオメディア

オススメ度:★★★☆☆(70/100)

ミステリーモノとしては十分見れるのですが、特殊能力みたいなやついる?って思ってしまいました。それを言ってしまうと作品が成り立たないので元も子もないのですが、個人的にミステリーと異能力は相容れない存在だと思っているのであまりハマれませんでした。それでも推理物としてはまずまず見れるのでこの評価とします。

 

私の推しは悪役令嬢

話数:12話

ジャンル:異世界転生、百合

制作会社:プラチナビジョン

オススメ度:★★★★☆(86/100)

悪役令嬢と異世界転生という今のアニメのトレンドをこれでもかと詰め込んだ内容ですが、百合に救われました。レイのしつこいくらいのクレア様推しや2人の関係が見ていて面白い尊いですね。終盤のシリアスなシーンもありコメディ調で進んだ本作とは色が違い戸惑いましたが最後に繋がったのでよしとしましょう。

 

SPY × FAMILY Season2

話数:12話(S1+S2通算37話)

ジャンル:ホームコメディ、アクション

制作会社:CloverWorks

オススメ度:★★★☆☆(75/100)

特に言うこともなく安定の面白さでした。ただ今期で確信したことは、このアニメ本当にアーニャで持っているんだなということです。客船の話も悪くはないのですがまあ普通のアクションアニメといったところで、スパイファミリーの良さってアーニャの言動にあると思っているのでこれまでと比べるとまあまあかなってところです。

 

聖剣学院の魔剣使い

話数:12話

ジャンル:アクション

制作会社:パッショーネ

オススメ度:★★★☆☆(60/100)

せっかくのパッショーネ制作なのに、破廉恥な描写やシーンを匂わせておいてあまり見せないのはいかがなものかと思います!テレ東チェックが入っているから仕方ないのですが、U局だったらもっと違ったのかな?コメディというよりアクションシーンが多いのですが、まあ普通ってところですね。めちゃくちゃ動くわけでもなく見どころが多いわけでもないので。メイドちゃんが可愛かったなという印象です。

 

ひきこまり吸血姫の悶々

話数:12話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:Project No.9

オススメ度:★★★☆☆(71/100)

1話のコメディ調が続くのかと思えば3話でいきなりシリアスになり、以後それが続く形となりました。3話か4話あたりでその温度差に衝撃を受け、脱落した人が多い印象でしたが設定を見ればおおよそ予想はつくのでまあそんなもんだよなといった感じでした。烈核解放により最後見せ場を作る場面が盛り上がりましたが、シリアスとコメディのバランスをもう少し調整してくれればもっと面白く作れたのかなと思います。コマリに狂ったように求めてくるキャラが多いので、それらとのやり取りやギャグをもっと見たかったという人は多いハズ。作画に関しても5話あたりから力尽きたようにガタガタになってしまった点も問題で、豚レバーを始め制作会社は抱えすぎ!でも9話の水着シーンだけは力入ってたので評価します。

婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む

話数:12話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:ゼロジー、デジタルネットワークアニメーション

オススメ度:★★★★☆(85/100)

☆2023年秋アニメオススメ作品☆

イケナイことってR-18的な展開か!?と期待していましたが全く違いましたね。それっぽいことは言っていましたが全て勘違いです。まあ一般庶民がやっていることをお嬢様がやってみた系なのですがアレンとシャーロットの駆け引きが見どころです。シャーロットの設定が少々重いのですがそれがいい塩梅に作用されていて、アレンを始め周りがフォローする流れはベタですが王道で楽しめました。コイツら早くくっつけよとも思いますが2期あるんですかね、気になる終わり方しましたが…。このアニメの見どころはもう一つ、アレンの中の人杉田智和氏の演技にも注目。絶対素でやってるだろと思うような場面もあり目が離せません。シャーロットが早見沙織さんだから余計テンション上がっているのかも。

 

でこぼこ魔女の親子事情

話数:12話

ジャンル:コメディ

制作会社:A-Real

オススメ度:★★★★☆(80/100)

程よいテンポで繰り返されるギャグが面白くあっという間に時間が過ぎていった作品でした。魔法というジャンルからなんでもできてしまうので、ギャグの可能性や展開は無限大。それをうまく活かした話が作られ楽しめました。とはいえアリッサがビオラを大切に思ったりするなど親子の関係はキチンと描かれていたりとほんわかするシーンもあり一概にギャグ全振りでもなかったりします。

 

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

話数:13話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:颱風グラフィックス

オススメ度:★★★☆☆(65/100)

ファザコンアニメだったという印象しかありませんが、まあまあ作品として悪くはなかったと思います。早見沙織さんのお父さん連呼は助かる。AT-Xでは一週間先行放送していましたが、だからといって大きなネタバレがあるわけでもないので無難といったところ。

 

柚木さんちの四兄弟。

話数:12話

ジャンル:日常

制作会社:朱夏

オススメ度:★★★★★(91/100)

☆2023年秋アニメオススメ作品☆

完全にやられました。予告やキービジュアルの時点で日常系なのはなんとなく察することができましたが、蓋を開けて見れば感動のホームドラマが展開されていました。当初はほのぼのしたホームコメディかと思っていましたが、1話の時点で両親の逝去等重い設定を広げ、ガッツリ人間ドラマが展開されていました。夏休み期間中の昼ドラでやってたと言われても納得してしまうかもしれません。それぞれ性格の異なる四兄弟やご近所さんの霧島家とのやり取りを始めしっかりと起承転結が描かれていて安定して見ることができました。

コメディ調を期待してた人にはちょっと肩透かしを食らうかもしれませんが、じんわり感動できますし人間ドラマだと思えば十分に見れると思いますよ。

 

16bitセンセーション ANOTHER LAYER

話数:12話

ジャンル:SF

制作会社:st.シルバー

オススメ度:★★★★☆(84/100)

☆2023年秋アニメオススメ作品☆

今期のインターネット老人会枠。実況板でも高齢化のせいかPC-9800や90年代のエロゲネタで盛り上がっていたのを覚えています。

さて話の内容に触れると、過去に戻ってエロゲを作っていくだけかと思ったら7話あたりから突然トンデモ展開になり度肝を抜かれました。急にバック・トゥ・ザ・フューチャー2を見ている気分になり、終盤はどう展開が転んでいくのか全く読めず見入ってしまいました。全体的に次の展開が気になりあっという間に時間が過ぎていくワクワク感があったのですが、別にエロゲ作って有名になるネタだけでも十分盛り上がれて良かったのではとも思ってしまいました。この話の構成が決して悪いわけではないのですが、SNSで実況民がエロゲネタで盛り上がっているならそれを続けても十分良かったとも思います。当時を生き抜いてきた人やサブカルチャーに興味がある人、一味違うファンタジー好きならハマること間違いなしなので要チェックです!

 

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:ENGI

オススメ度:★★★☆☆(70/100)

青春恋愛モノとしてはまずまずの出来だったと思います。変にハーレムモノにならず1対1でずっと進んでいく点は普通のことなのですが、下記のアニメや最近の作品を考慮すると謎に安定感を得てしまうのでした。龍斗のボソボソ喋りが陰キャ特有すぎてちょっとリアルだった。いきなり1話でヤる流れになっていたからずっとそんな感じでいくのかと思っていましたが、中盤以降は普通のラブコメに落ち着いていましたね、ただ最後の方は月愛が発情していましたが…。

 

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:バイブリーアニメーションスタジオ

オススメ度:★★★☆☆(75/100)

ツッコミどころ満載の怪作。100股って前代未聞な点と即落ちで狂ったように好きになっていく描写は狂気の一言です。色々なパロディやギャグが多くすべて拾っていくときりがないですね。それでも皆好きを貫いていたり信念がある点はブレていませんでした。ちなみに1期終了時点であと94人も残っているんですが100人分声優さん用意してくれるんですか!?

 

ウマ娘 プリティーダービー Season3

話数:13話

ジャンル:ドラマ、スポ根

制作会社:スタジオKAI

オススメ度:★★★☆☆(80/100)

とりあえずいい最終回で締められて良かった。全体的に今までより辛気臭い気がしたのは私だけでしょうか。競馬は齧っていないため詳しくないからなんとも言えませんが、もう少し明るめな作品でもいいと思うのですがどうでしょう。ただ要所要所で見せ場があり感動できるシーンが多いので見ごたえはありますよ。

 

カノジョも彼女(2期)

話数:12話(1期+2期合計:24話)

ジャンル:ラブコメ

制作会社:SynergySP

オススメ度:★★★★☆(83/100)

登場人物は全員相変わらずの1期から変わらないアホさでしたが、1期より真剣にお互いのことを考えていて見ごたえがありました。その分アホさがより際立つことになっていました。

まだ原作は先があるけど一旦ここで締めたのは正解だったと思います。ミリカのウザさがより増していますが何気に正論をぶつけていってるので否定できないんですよね。1期から続きものですが1期よりダレずに見られたので良かったです。

 

カミエラビ GOD.app

話数:12話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:UNEND

オススメ度:★★☆☆☆(45/100)

今期の問題作枠でした。ギリギリ見れなくもないのですが内容が色々な意味でぶっ飛んでいる点や最後投げやりすぎませんか!?続きあるそうなのですがまあ多分その頃には忘れていると思います。連続じゃないと見る人余計減りそうな気もします。

 

まとめ

今期は全体的に安定していたと思います。ただずば抜けて私個人がハマった作品がなかった点が少々気がかりで、こればかりは個人の意見なので「お前がそう思うだけ」と言われればそれまでなのですが…。ただし平均点は高く安定して見れる作品が多いため上記作品はすべてオススメできると思います。私生活でも色々と忙しかったりと今期はアニメに割く時間が取れなかった点も反省点で上記の感想に繋がるのかなといった感じです。来年はどのようなアニメがあるのでしょうか今から楽しみですね。

それではみなさん良いお年を〜

 

おわり

 

 

アニメ感想まとめ:12月分+年内まとめ(Part14)

今月も見たアニメの感想を書こうと思います。新規紹介は先月が最後と前回言いましたが、その後何作品か視聴しましたのでそれらをまとめていこうと思います。

なお解説については特筆すべきことがない限り今回から省略します。

 

 

※各項目ネタバレ注意!

 

地球少女アルジュナ

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2001年

話数:13話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:サテライト

オススメ度:★★★★☆(87/100)

あらすじ:普通の高校生、有吉樹奈はある日恋人の大島時夫とバイクでツーリングをしていたとき、事故に遭い臨死となってしまう。そのとき彼女の目の前にクリスと名乗る謎の少年が現れ、彼の力を借り樹奈は地球と心を共鳴する力を得るが同時に地球を救う使命を背負ってしまった。やがて樹奈は不気味な生物、ラージャとの戦いに導かれていくが・・・。

感想:どのようにこのアニメは進んでいくのだろうと気になる1話前半から、バイクで事故りクリスとの出会いから一気に物語が動きます。樹奈と同じく展開が急でなぜ?どうして?という気持ちに視聴者もなることでしょうが、それは見進めていけばわかると思います。というかちょっとこれ話が難解でしたね。取り上げているテーマが環境問題を始め、農薬や遺伝子組み換え作物原発放射性廃棄物など時事問題にもメスを入れている意欲作でファンタジーとの融合がうまくできていたと思います。ただ話のつながり等が少々ややこしく所見では難しい点もあるのは事実でした。ただし大雑把には掴めると思うので気になった人はぜひチェックしてみましょう。またこのアニメは原発のシーンがあるためテレビでは放送しにくい作品であることが想像できるため、配信を待つかDVDレンタルして見ることをオススメします。

 

ウォナビーズ

形態:OVA

発売年:1986年

話数:1話(本編:45分)

ジャンル:女子プロレス

制作会社:アートミックAICアニメイトフィルム

オススメ度:★★★☆☆(65/100)

あらすじ:「ウォナビーズ」とは、現代っ子の森田ミキと風間エリからなる新進気鋭のタッグチームである。

彼女たちのスリムな肢体とチャーミングな顔立ち、そして、ドラマチックな試合はこびにより、人気急上昇であった。

しかし、彼女たちの前に立ちはだかるのは「悪魔の女狐」の異名をもつ凶器攻撃を得意とする百戦錬磨の極悪チーム「フォクシーレディーズ」。

彼女たちのプライドと人気をかけたバトルの行方は・・・!?

感想:おそらく世界初の女子プロレスを題材にしたアニメです。最初のプロレスシーンから真っ当に女子プロレスに取り組む内容かと思いきや、終盤バケモノと戦うシーンには少々戸惑いましたが、そこはなんでもありの80年代OVAということで許容したいと思います。確かにただプロレスに真面目に取り組むだけではOVAである必要がないなとも思うわけで、こういう奇想天外な展開こそOVAの楽しみだったりもします。

ところでプロレスの解説役にはなんと古舘伊知郎氏が担当しています。どうりで饒舌なわけだ。また、デーモン小暮閣下のような人物がいるなと思えばこれ本人なんですね、しかも声も本人が担当しているというね。おまけに聖飢魔IIの挿入歌つきです。ということは聖飢魔IIはアニソンシンガーだった・・・!?

内容の奇抜さもあり黒歴史だの言われてもいますが、こういう変わり種が好きな人にはピッタリだと思います。ところで、このアニメは2023年12月現在どの配信サイトでも配信実績がなく、かつ未DVD化のため視聴困難な部類に相当すると言えます。私は衛星劇場OVA特集で録画していたのですが、今後視聴するにはスカパー!などの専門チャンネルでの放送を待つか、中古のVHSを漁るしかないというレアな作品だったりもします。ちなみに作中乳首が映るのでYouTubeでの配信実現は難しいと思います。まあそこまでして見る人は相当なコアなオタクだろうけど…。

 

継母の連れ子が元カノだった

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年夏アニメ)

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:Project No.9

オススメ度:★★★★☆(84/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:中学2年生の夏、綾井結女は同級生の伊里戸水斗に告白し交際を始めた。はじめは仲良く過ごすが、些細なことから行き違い中学卒業を機に別れることとなる。しかし高校入学を目前に思いがけない形で再開する。なんと2人の親が再婚しその連れ子が別れたばかりの2人だったのだ。水斗と結女は両親に気を使い、付き合っていたことを隠しただの義理の「きょうだい」として接することとするが・・・。

感想:近年変化球ばかりの中どこか懐かしい感じもするラブコメラノベ作品でした。ストーリー自体は1話でもう出来上がっているので以後はお互いの駆け引きを楽しむものなのですが、2人はどこかお互いを意識していて後半はそこのもどかしさが見どころです。きょうだいとなったことでお互いのことを再認識し、過去の出来事からより意識してしまう悶絶さは散々引っ張ってきただけあって見ごたえがありました。ただ中学時代付き合っていたことを両親が知らないというのは、少々無理があると思うんですよね。まあそれを言うとこの作品が成り立たないのですが…。

ところで、作中ハルヒが昔のラノベと語られる場面があるのですが、これ地味にショックを受ける発言でしたが、彼ら彼女らの年齢からすると2022年時点での高1(16歳)って2006年生まれなわけで、この年はなんとハルヒ1期の放送年なんですよね。そりゃ昔の作品って言われるわな。ハルヒが昔の作品ならスレイヤーズは古典作品になるのでしょうか?

 

以上で今月のまとめは終わりです。以下は年間のまとめです。

 

今年のまとめ 一気見したいオススメ作品一覧

もう年末ですが、年始に一気見したい、してほしいアニメを2023年紹介した作品群(旧作)からピックアップしようと思います。長期シリーズモノではないので気軽に見られるアニメが中心となっています。dアニメストア等配信サイトで気軽に見られる作品を中心に取り上げ、配信サイトページのリンクを貼っています。感想は前にも述べたため省略します。

 

バブルガムクライシス

感想はこちら

1987年に発売されたOVA作品です。OVAならではの過激な描写や、この時代流行りのサイバーパンクがよくマッチしています。また今夜はハリケーンに代表する楽曲にも注目です。

animestore.docomo.ne.jp

 

かくしごと

感想はこちら

2020年に放送されたTVアニメ作品です。10話まではコメディ調で進みますがそれ以降はシリアスなシーンが続きます。最後まで見て真価が発揮する作品なのでぜひ見てみてくださいね。

animestore.docomo.ne.jp

 

電脳コイル

感想はこちら

2007年に放送されたTVアニメ作品です。電脳メガネというガジェットから繰り広げられる子供たちの戦いや触れ合い、メガネの成り立ち等子供たちのひと夏の冒険と捉えると面白いでしょう。

animestore.docomo.ne.jp

 

魔法少女プリティサミー(TVアニメ版)

感想はこちら

1996年に放送されたTVアニメ作品です。スピンオフ作品のパイオニア的存在であり、天地無用!の登場人物、砂沙美が主役の作品です。現在の魔法少女モノの元祖と言ってもいいでしょう。作画等古さは感じますが、ドタバタコメディがメインで今見ても笑える内容となっています。一転して19話以降はシリアスな場面が多く感動のシーンがあり必見です!

animestore.docomo.ne.jp

 

ぼっち・ざ・ろっく!

感想はこちら

2022年に放送されたTVアニメ作品です。説明不要の人気作なので特に語ることもないのですが、劇場版総集編が上映されるのでこれを機に見返して見るのもよいでしょう。

animestore.docomo.ne.jp

 

かがみの孤城

☆オススメ☆

感想はこちら

2022年劇場公開作品です。ジャンル自体はファンタジーですが、不登校の中学生を題材にしており彼らの心境をうまく表現できた作品です。絶対感動すること間違いなしですのでぜひチェックしてみてください。

※各配信サイトではレンタルという形で別途料金がかかりますので注意。

animestore.docomo.ne.jp

 

 

以上が今年取り上げた作品の中でのオススメ作品です。本当はもっと取り上げたいのですが、あまり長々と書いてもしかたないのでこのあたりで終わろうと思います。来年も見たアニメの感想を随時書いていこうと思いますが、毎月ペースは色々と限界が来ているので3ヶ月あたりを目安に投稿しようと思います。

 

おわり

 

 

2023年個人的に抑えておきたいオススメアニメ10選!

2023年も終わりが近づいてきましたので今年の総まとめとして、個人的に面白いと感じたオススメアニメをピックアップしていこうと思います。

2023年秋アニメ感想まとめはまだ放送終了していない作品があるため後日投稿します。

 

 

はじめに

・2023年1月〜12月に放送開始し同年内に放送終了した作品かつ、私が全話視聴したアニメが対象となります。2023年は全部で91作品視聴しました。

・葬送のフリーレンや薬屋のひとりごと等の2クール作品は放送終了したクールで取り上げるため対象外とします。

・クールまとめと同様にあらすじ等は省略します。

あくまでも個人的な意見です。あれがないこれがないという人は自分で記事にして発信しよう。

 

 

1 江戸前エルフ

クール:2023年春アニメ

話数:12話

ジャンル:日常、コメディ

制作会社:C2C

オススメ度:★★★★★(94/100)

個人的にはダークホース枠でしたね。エルダのダメっぷりと小糸のツッコミが見どころで、日常系としての完成度が高く気軽に見ることができました。そしてただの日常系アニメだと思ったら大間違いで、前半は面白おかしくコメディで笑かしてくるのですが、後半はじんわり感動するオチで締めるこの作品は他の日常系とは一線を画していると言えるでしょう。またこの流れがごく自然に導入されていて違和感がないところもポイントで、この後も続く何気ない日常をうまく落とし込めていたと思います。

OPやEDも本編とリンクした内容で見ごたえがありました。小糸が成長するけどエルダはそのまま、エルダにとっては何百年の間の一部分に過ぎないと思うと切ないですよね。特にナナヲアカリさんの奇縁ロマンスは名曲なのでぜひ聞いてみてくださいね。

 

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2 転生王女と天才令嬢の魔法革命

クール:2023年春アニメ

話数:12話

ジャンル:ファンタジー、百合

制作会社:ディオメディア

オススメ度:★★★★★(95/100)

内容は王道的な話ですが何より重要なのは百合要素です。アニスフィアとユフィリアの関係性に目が離せませんでした。ラストのキスシーンを始め肉体関係だけでなく、お互いがお互いを想う気持ちがうまく表現できていたと思います。周りのサブキャラクターも巡り巡って2人の関係性をより強固にするものとなるので欠かせません。安定した作画で弟のアルガルドとの戦闘シーンや、各キャラの表情が丁寧に描かれているためより世界観にハマるかと思いますし、また転生要素も控えめであり異世界転生があまり好みでない人でも受け入れられるかと思います。

 

www.youtube.com

 

3 Buddy Daddies

クール:2023年冬アニメ

話数:12話

ジャンル:アクション、コメディ

制作会社:P.A.WORKS

オススメ度:★★★★★(93/100)

家族っていいなと思わせる作品でした。ミリがウザいという声もリアルタイム実況では多々見受けられましたが、得てしてこのくらいの年齢の子供はこんなもんでまだミリはかわいい方だと思います。要はミリのウザさ性格が受け入れられるかどうかでこのアニメの評価が変わると思います。同時期に放送していたスパイファミリーと比べるとアーニャよりも余程子供っぽくてかわいいという印象でした。リアルなウザさを表現できる声優さんってすごいね。男2人も殺し屋の仕事よりパパの仕事がメインで多かった点も個人的には評価できました。1話ではどうなるか不安でしたが、ホームコメディメインで進んでいき、最終話の展開の落とし所は最高だったと言えるでしょう。

 

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4 スキップとローファー

クール:2023年春アニメ

話数:12話

ジャンル:学園、青春

制作会社:P.A.WORKS

オススメ度:★★★★★(93/100)

ギスギスしない爽やかな青春物語が展開されていていました。多少問題が起きても美津未の持ち前の明るさで解決していく様子が見ていて気持ちよかったです。周りの人物もそれによって感化されポジティブになっていくところにも注目です。ギスギスせずそれで真っ当な青春ドラマを楽しみたいならこの作品一択です!

 

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5 好きな子がめがねを忘れた

クール:2023年夏アニメ

話数:13話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:GoHands

オススメ度:★★★★★(91/100)

めがねを忘れたネタでどこまで話を広げられるか1話時点では不安でしたが、話っていくらでも膨らむもので毎週見ていくうちにこのアニメの虜になってしまいました。というのも三重さんがあざとすぎてかわいいの一言に尽きます。小村君絶対毎日悶々としていて大変だろうという感想を毎週抱きつつ、羨ましい限りだなと思うのはお約束。タイトル通り毎週めがねをかけていない三重さんは最早わざとやっているとしか思えませんが、そこから展開される2人のやり取りや距離感がたまらなく好きでした。決して三重さんを介護する小村君の話ではありません。

 

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6 おとなりに銀河

クール:2023年春アニメ

話数:12話

ジャンル:恋愛、ファンタジー

制作会社:旭プロダクション

オススメ度:★★★★★(95/100)

上記2作品は高校生、中学生と学生モノでしたが今度は大人のラブコメです。大人のと言っても昼ドラ的な展開ではないので安心してください。話の展開としてはゆっくりと進んでいくのですが、これにハマれるかどうかが鍵となるでしょう。実際私も最初はなんか間延びしてんなぁと思っていましたが毎週見ていくうちに、ゆっくりと二人の関係が進んでいくと思えばそれに視聴スタイルを合わせて見ることができ、落ち着いた感じがするこのアニメを象徴していたと感じました。ファンタジー要素はありますがそれに引っ張られすぎず、かつ変なお色気シーンやキテレツな展開もないため誰にでもおすすめできる作品と言えます。

同時期にドラマ化もされNHKで放送されていました。作者が甘々と稲妻雨隠ギド氏でありこの作者の作品にハズレがないことが確信できる一作です。

 

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7 白聖女と黒牧師

クール:2023年夏アニメ

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:動画工房

オススメ度:★★★★★(90/100)

セシリアの表情や仕草すべてがかわいいアニメで萌聖女と化していましたね。それだけでも高評価なのですが、セシリアとローレンスの2人のやり取りがかわいく、特にそれによってセシリアが悶絶する様子が最高でしたね。かわいいという感想が大半を占めるのですが、それだけではなくフレデリカの死など重くシリアスな場面も多々あり、このあたりのバランスがまた絶妙で、そこからどう救われるかも見どころです。すきめがやおとなりに銀河とはちょっとタイプが異なりますが、王道のラブコメ作品ならこのアニメは安定して見れる作品の一つです。もちろん他の上記2作品も面白いですよ。ちなみにPVと1話ではだらけているシーンが見どころでもありましたが、本編通して見ると意外とこの場面は少なかったりします。

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8 柚木さんちの四兄弟

クール:2023年秋アニメ

話数:12話

ジャンル:日常

制作会社:朱夏

オススメ度:★★★★★(91/100)

四兄弟のほのぼのとしたホームコメディかなと思っていましたが、いざ本編を見るとじんわり感動できるホームドラマでした。両親の逝去や過去の言動など重い展開が序盤で広げられ、ここで視聴者がふるい落とされた感じもしましたが、人間ドラマが好きな私にはピッタリの内容でした。それぞれ性格が異なる四兄弟やご近所の霧島家との絡みや繰り広げられる展開に安定感があり、今日は誰に焦点を当ててるのか楽しみでした。1クールでほぼ自己紹介で終わってしまった点は残念でしたが、それでも人間ドラマが濃く、感動できる内容となっております。だからあと 100クールくらいやってほしい。

昔の夏休み期間に放送されていた昼ドラでやっていてもおかしくないですね。

 

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9 【推しの子】

クール:2023年春アニメ

話数:11話(※1話のみ90分構成)

ジャンル:アイドル、ミステリー

制作会社:動画工房

オススメ度:★★★★★(90/100)

2023年アニメを語るならこの作品は外せません!普段何十作品も見るようなコアな層でなくても、何なら普段アニメ見ない層でも知っているくらいの人気作で、OPのアイドルなんかは今年を象徴する楽曲だったのではないでしょうか。当ブログでも各クールまとめで取り上げていますが、鬼滅の刃やスパイファミリー等の人気作がある中でも忖度やアクセス数を考慮せず、本当に好きな作品を取り上げることをモットーにしているのですが、推しの子だけは内容もさることながらやはり無視はできないと思いピックアップしました。本当はここでは取り上げる予定ではなかったのですが、10月頃にAT-Xで一挙放送を見たとき、最初は流し見のつもりだったのですがいつの間にか見入ってしまい、もう1話だけ…と繰り返しているうちにハマってしまい、今回ピックアップするまでになりました。そのくらい構成がうまくできているのですね。

感想については今更言うまでもないことと、10月分のまとめで取り上げていますのでこちらを参照してください。

 

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10 私の百合はお仕事です!

クール:2023年春アニメ

話数:12話

ジャンル:百合

制作会社:パッショーネ

オススメ度:★★★★★(93/100)

最後はこの作品!タイトルの通り本当にお仕事として百合を演じておりそのコンカフェで起こる人間ドラマがメインです。一部はガチがいますが…。

視聴前は百合と聞いて、脳死であら^〜とか考えていましたが、いざ見進めていくとあらー・・・って感じのドン引きのドロドロとした人間ドラマが形成されていましたね。まあでもこの拗れた関係も百合のひとつのジャンルだと思えば十分あら^〜なんですよね。登場人物がかわいいだけあってそのギャップに戸惑う視聴者も多かったことは事実ですが、人間のドロドロした部分が好きな私にはピッタリの内容で、毎週栄養補給する感覚で見ることができました。春アニメまとめでも述べましたが、ある人物を矯正させようとするも関係がより拗れて、沼にハマる展開でしか得られない栄養素もあるんですよね。柚木さんちがきれいな昼ドラならこっちはドロドロとした昼ドラ展開で真っ向勝負ができます。

 

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まとめ

というわけで今年のアニメ10選は終わりです。私が視聴した全91作品から選んでいますのでもちろんここでは取り上げることができなかったアニメも存在します。名作、良作が多かった今年から10作品だけというのは中々難しいことで、機会があれば他の作品もピックアップしていきたいと思います。100作品いってないのと思われがちですが私生活の兼ね合いを考えるとこのあたりの作品数が妥当かと思います。というかこれでも結構ギリギリだったりします…。基本的にCMと湯気がないAT-Xで視聴していますのでココで放送されている作品がメインとなります。

今年は7月頃からどこかの金持ちの道楽によりツイッターの調子が悪く、実況が満足にできない日が続いたことは記憶に新しいと思います。今現在私は某実況板にいることが多いのですが、キチンと新作もチェックしていますので定期的にまとめていこうと思っています。

2024年はどんな作品があるのでしょうか今から楽しみですね。金持ちの道楽につきあわされたり、AT-Xの視聴料金が値上げなど暗い話題もありますが、来年も素敵なアニメライフを送りたいと思います。

 

おわり

令和の時代も特急列車の車内販売を利用しよう!

みなさんどうもこんにちは。

今回はいつものようにアニメ感想…ではなく、久々にお出かけしましたのでその記録を兼ねて記事にしたいと思います。

実家に帰省するためにひたちを利用しました。当記事は、元々本命は常磐線特急の車内販売についてメインに書こうと思っていたのですが、ついでなので全線乗車した記録でも残そうと思います。

 

 

 

こんな時代でも奇跡的に残っている車内販売

最近では2023年10月31日を持って東海道新幹線の車内販売が終了したことは記憶に新しいと思いますが、それでも他の路線では車内販売が実施されている列車が多々あります。例えばJR東日本の例ではやまびこ、なすの以外の新幹線で、特急列車ではあずさとひたちで車内販売の営業を行っています。

昨今ではコロナ禍による車内販売の見合わせや駅ナカの充実により、事前に食料や飲料をあらかじめ買い込むことが当たり前で、価格が比較的高めで売り切れの可能性もあり、来る時間帯もおおよそ不定期の車内販売の需要は減ってきていることは確かで、全国各地の特急列車でサービス終了が相次いでいるのが現状です。しかしながら上記のJR東日本の新幹線、特急列車では規模を縮小しつつも実施しているのです。

 

①ひたち19号に乗車

乗車区間:品川→いわき

品川駅からひたち19号(19M)に乗車しました。写真は別日のものです。

車両はE657系常磐線特急のひたちとときわで使われています。

ひたちでは前述の通り東京〜いわき間で車内販売が実施されています。

というわけで車内販売を利用しました。メニューはこちら

今回購入したもの

ハイボール

・ほや燻製

・どらい納豆

写真にありませんが缶チューハイおかわりしています。車内販売のいいところはそう、なんといってもジュースやアルコールが冷たい状態で飲めることなのです。今どき駅ナカのコンビニで揃いますし、車内販売は価格が高いし…。でもそれって2杯目開けたときぬるくなってませんか?お酒なら尚更ぬるいのは嫌なので冷たい状態で飲めることって重要だったりします。

ちなみに今回は例のアイスは買ってないです。車内販売のメインじゃないの?なんで?とも思うかもしれませんが、外が寒いのと飲酒したい気分でアイスの気分ではなかったのでスルーしました。次回乗ったときは買いたいですね。

車内販売も以前はお弁当やお土産も売っていたのですが、縮小されおつまみ、お菓子、ジュースにお酒と簡単なものしか発売していません。アイスは最近復活しました。

 

というわけでほろ酔い気分でいわきに着きました。常磐線特急は快適なので2時間半が苦じゃないですね。写真は例によって別日撮影。いわきってひらがなの駅名なので駅名標がちょっと独特な感じがするんですよね。

 

さて地元に着いたし今回はここまで…

 

 

 

というのも味気ないので、常磐線残りの区間も乗ることにしました。消化試合ではありません。

 

②普通原ノ町行き(669M)に乗車

震災前はいわき駅を7時台に発車するスーパーひたちがあったんですけどね…。今はないので鈍行で仙台を目指します。車両はE531系、品川から原ノ町までって長距離運用もいいところですね。

いわき-原ノ町間は東日本大震災による原発事故の影響で運休となっていましたが、2020年3月に全区間でようやく運転を再開しました。そのお陰でいわきで分断されるはずの特急列車が、首都圏から仙台まで通しで運用されるようになりました。

 

というわけで原ノ町駅に到着。この手の発車標今では見なくなりました。

 

③普通仙台行き(239M)に乗車

ラストはこちら。ここから先は仙台支社の車両がやってきます。水戸支社は新地駅までですが、運用の関係で原ノ町までE721系が来ます。以前はいわきまで仙台支社の電車が来てたのですが…。写真上手く取れないので見にくいですが、E721系701系の連結でした。オタク的にはボックス席のあるE721系が人気のようですが、混雑が嫌いな人はロングシート701系も悪くはないと思います。大体文句ある人はひたち乗ったほうがいいというのは禁句。震災の影響で線路が流されたり、車両が大破したりした区間でもありますので、該当区間は高架かつ内陸に移動されています。

というわけで仙台に到着。お疲れ様でした。

 

これにて常磐線は乗り通しました。この手の記事を書くのは初めてなので手探り状態です、アドバイスがあればお願いします。

今後も機会があればまとめていきたいですね。

 

おわり

 

最近見たアニメ感想:11月分(Part13)

今月はこれ!来月分は年内のまとめにしようと考えていますので実質新規紹介はこれが年内最後になるかと思います。

 

 

恋愛フロップス

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年秋アニメ)

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:パッショーネ

オススメ度:★★★★☆(80/100)

あらすじ:謎の女性が自分の前から去っていくという不思議な夢を見た柏樹朝は、その朝出かける前に見たテレビの占いの予想どおり5人の女性と奇妙なトラブルに巻き込まれ、最悪とも取れる出会いを果たした。やっとの思いで学校にたどり着いた朝だが、そこに現れたのは転校生や新任教師としてやってきた、朝のトラブルに巻き込まれた5人の少女達の姿であった。朝の様子とは一転し5人は朝に好意を見せ始め、また帰宅すると全員が朝の家にいた。そのとき朝の父親からメッセージが届き彼女らは自分の結婚相手の候補であり共同生活をするようにと告げられる。こうして朝と5人の少女達の共同生活が始まるのであった。

解説:見どころは前半の怒涛のお色気シーンです。特に4話は要チェック!

感想:全体を通して言えることは、往年の泣きゲー作品を見ている気分になりました。前半はエロコメディで視聴者を誘い、楽しませ後半で一転してシリアスな場面へと変わり感動のラストへと持っていく展開がまさに往年の美少女ゲームと言っても過言ではありません。シリアスシーンで物語の核心に触れていく場面からは最終回までの予想がつき、実際にそれ通りに動いていったのは安定といえば安定していますが、どこか予定調和的で代わり映えのしない内容とも取れてしまいました。そこが個人的に評価を落とした点で、前半のノリで終始進んでくれればもっと点数が伸びたと思います。視聴者もソレを期待していたことは確かだと当時のリアルタイム実況を見て思いました。ちなみに、後半はネタバレになるのでこの辺にしておきます。ということでお待ちかね前半の内容についてです。この作品何がズルいって1話から6話まで散々エロで視聴者を釣っていた点なんですよね。4話が特にこのアニメを象徴していて、AT-Xでは視聴年齢制限番組でないのにも関わらず、まさかの湯気がにゃい!バージョンでの放送でした。(円盤でももちろん湯気はありませんよ)乳首は解禁するし、湯気がなく鼠径部ギリギリまで見せる等、お約束のテコ入れ温泉回でパッショーネの本気を見せてくれたのは大いに盛り上がりました。だからこそ7話以降の展開が温度差が激しすぎて風邪ひきそうになりました。5話なんかはアウトスレスレなネタのオンパレードでよくこれ地上波で放送できたな…。

とにかく美少女ラブコメでお色気もあり、いい最終回だったと言える作品を探している人になら進められる作品でしょう。前半なんかは家族の前では見れませんが…。

 

アクションヒロイン チアフルーツ

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2017年

話数:12話

ジャンル:ローカルヒーロー、青春

制作会社:ディオメディア

オススメ度:★★★★☆(88/100)

あらすじ:時はアクションヒロイン戦国時代、全国各地でヒロインによる町おこしが話題となっていたが波に乗り遅れ唯一全国でヒロインがいない都道府県となってしまった万葉県。その中のフルーツ産地ののどかな「陽菜野市」では陽菜野高校3年生の城ヶ根御前は危機感を募らせていた県知事の祖母にアクションヒロインをプロデュースするよう唆され、とまどう御前であったがある日子供たちの前で大人気のご当地ヒロイン、超天界カミダイオーのショーを演じる赤来杏と黄瀬美甘を目撃し声をかけ、そのプロジェクトを実行に移していくのだが・・・。

解説:ご当地ヒーローならぬご当地ヒロインモノです。他のアニメや特撮ネタのオマージュがあるそうですが特撮に詳しくない私にはわかりませんでした。見どころはチアフルーツメンバーの成長過程でしょうか。

感想:ご当地ヒロインを作り活躍していく今作ですが、メインキャラ達の成長物語でもありました。ろこどると内容が似ているなんて言われていますがそれはコンセプトだけであり、方向性はまるで違います。女子高生達が、最初は既存の人気ヒロインを真似ることしかできなかった彼女達も、本家からの抗議を受けオリジナルヒロインを作ったり、会場として利用していたお寺が使えなくなったが廃止になった駅のホームを使う等、マイナスからプラスにする逆転の発送が不安を払拭する場面が見ていて爽快でした。そして世評が中々リアルなんですよね、花火の時間が伸びてしまいアドリブで誤魔化すもマンネリ化で飽きたり、ちょっとしたミスが重なりショーが失敗に終わり人気が落ちる点もきちんと描写しているところは、明暗をきちんと描写できていてかつ次のステップに踏み出す起爆剤となる場面は、お決まりとはいえ見ていて視聴者も応援したくなりますよね。見せる場面では魅せることができていたのも評価点で、それに加えメンバー間でのギスギスによる分裂がないことが何より見ていて嫌な気分にならなかったのは良かったです。全体的に見ると大きな展開はないのですが、安定したストーリーとクオリティから楽しく見ることができると思います。特撮に詳しくない私でも楽しめ一気見してしまいました。

 

ストラトス・フォー

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2003年

話数:13話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:スタジオ・ファンタジア

オススメ度:★★★★★(95/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:西暦2XXX年、地球に落下してくる無数の彗星の被害を抑えるため、人類はSS計画のもと天体危機管理機構を設立させた。これは地球に衝突しようとする彗星を発見し、破壊するための組織であり、その一連の計画がSS計画である。その地球に落ちそうになる彗星を破壊するコメットブラスターと呼ばれる部隊が宇宙からミサイルを発射し迎撃するが、完全に彗星を破壊しきれなかったときは、メテオスイーパーと呼ばれる部隊が地上より迎撃機で発進し彗星を迎撃するという二段構えの体制がとられている。そんなメテオスイーパーには、コメットブラスターを目指す下地島基地の4人の少女達の姿があった。

解説:美少女と軍用飛行機の融合作品で飛行機マニア歓迎ですが、そうでなくても楽しむことはできます。実際に私もそうでした。TVアニメシリーズとOVAがありますが、今回はTV版の方を取り上げたいと思います。

感想:序盤の美風の魂が抜けた点ではこの作品はどこへ向かうのだろうかとも不安になりましたが、初めて迎撃し宇宙に行くという目的を見つけてからの成長具合がこの物語の一つを構成していました。優秀な家族のもとにいる自分と比較しやる気をなくしていたが、とあることから覚醒し成長していく様子はやはり見ていていいものです。前半ではそんな彼女の成長物語をメインに進んでいくのですが、周りの主要メンバーに支えられながらという点がポイントで、ファンタジーながら青春物語としての側面もあり目が離せませんでした。それが後半の彗星に生息する地球外生命体による感染を巡る騒動での暗躍へと発展していくのでしょう。飛行機や航空ネタに詳しくなくてもこの作品を楽しむことができるのは、一見不明な用語でも何をやっているか映像でわかることと、マニアックでわからなくても物語の大筋を掴めるからでしょう。というストーリーに関わる部分はこの辺にして、このアニメの要はそう4人の少女達です。ストラトス・フォーの制作会社はそう、あのAIKaを制作したスタジオ・ファンタジアでありエロ抜きでは語れません。迎撃機のに乗ったときの姿勢や作中のローアングルはやはりこの会社の特色をフルに表していると言ってもいいでしょう。突然打ち込まれれるパンチラはもちろん、入浴シーンなどわかっている場面が多くそれがまた視聴者を飽きさせない要因となっていることは間違いなしです。結局はエロかよ!?と思いきやストーリーがしっかりとしていて、終盤の香鈴を助けにいくため、メンバーがフルで助け合う展開はアツくアニメの集大成となっていました。

20年前の作品ですが、今から見ても十分に楽しめる作品となっています。最近dアニメストアでの配信もされていますのでぜひチェックしてください!美少女と飛行機の融合ですがどちらかが好きな人ならハマること間違いなしです。

 

転生王女と天才令嬢の魔法革命

<視聴2周目> <2023年冬アニメ>

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2023年(2023年秋アニメ)

話数:12話

ジャンル:ファンタジー、百合

制作会社:ディオメディア

オススメ度:★★★★★(90/100)

あらすじ:パレッティア国王王女、アニスフィアには前世の記憶がある。魔法が当たり前に存在する世界に転生したが彼女には魔法が使えなかったのだ。魔法に強い情熱を抱くアニスフィアは魔法科学という新たなジャンルを開拓し、魔法で空を飛ぶことを夢見て日夜研究に明け暮れていた。ある夜、お手製の箒で空へ飛び立ったアニスフィアだが暴走して貴族学院の夜会会場へと飛び込んでしまう。そこで見た光景は、王子アルガルドが公爵家令嬢ユフィリアに婚約破棄を突きつけている場面であった。放っておけなくなったアニスフィアはユフィリアに手を差し伸べ強引に連れ去り・・・。

解説:転生モノに分類されるのですが転生要素は少ないため、その手のジャンルが苦手な人でも楽しめる内容となっています。冬アニメの記事でも感想を述べてはいますが、改めて感じたことを書いていきたいと思います。作品のポイントはアニスフィアの自分の地位に対する感情と百合作品ですのでアニスフィアとユフィリアの絆に注目です。

感想:改めて見ても二人のやりとりにはニヤニヤせずにはいられません。お前ら結婚しろ!キスシーンを含む肉体的な場面もそうですが、アニスフィアを想うがあまり自分を犠牲にしてでも幸せになって欲しいというユフィリアの想いや行動力は百合作品を語るだけあって濃厚です。二人の関係にばかり目がいきがちですがティルティやレイニ等の取り巻きとの関係にも注目。最初はユフィリアと気まずかったレイニも、次第に周りに溶け込んでいったり、数少ないアニスフィアの理解者であるティルティもここぞという場面で活躍したりと活躍するシーンが多く埋もれていない点は良かったと思います。また弟のアルガルドとの関係も重要で、冷めた関係であったがそれは二人の考えのすれ違いから起きたことであり、最後はお互い本音をぶつけ理解し合うところも見どころです。このときの9話の戦闘シーンは要チェックで、作画の良さもあり白熱した展開となっています。まあ百合のために男を排除したとも取れてしまったところはありましたが…。また時折見せるアニスフィアのネットスラングの多様は些か疑問に思う点もありましたが、そこは転生したからと納得させていましたが気になる人は気になるかと思います。

内容は王道的なストーリーですが、百合が好きでかつ丁寧なファンタジー作品が見たいのならこのアニメで決まりです!

ところでこのアニメの制作会社はディオメディアですが、終始安定した作画とストーリーでまさに覚醒したと言えるでしょう。10年前の不安な要素だらけのディオメディアはもうそこにはありません!今後の同社の作品にも期待が高まりますね。

 

 

最近見たアニメ感想:10月分(Part12)

おまたせしました。

今月は作品数が少なめですがそれもこれも全部PS5買っちゃったのでアニメ見る時間がなくなったのが原因です。来月はもう少し増やせるようにします。

 

 

※各項目ネタバレを含みますので注意!

 

【推しの子】

<視聴2周目> <2023年春アニメ>

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2023年(2023年春アニメ)

話数:11話(※1話のみ90分構成)

ジャンル:アイドル、ミステリー

制作会社:動画工房

オススメ度:★★★★★(90/100)

あらすじ:ある日地方都市で働く産婦人科医、ゴローの前に自身の推しのアイドル「B小町」のアイが現れる。彼女はある秘密を抱えており…。そんな二人の出会いから運命が動き出していく。

解説:最早説明不要の人気作品で、2023年のアニメの話題はすべてこの作品が掻っ攫っていったと言えるでしょう。初回は90分拡大で最近流行りの1話のみ60分、90分、はたまた2時間アニメはこのアニメの成功があったからと言えます。クールまとめでも取り上げましたが、最近一挙放送を視聴したので2周目を見た感想を再投稿しようと思います。よってオススメ度は改めて見たときの数字なので前回とは異なります。

感想:やはり欠かせない点は1話の展開でした。推しのアイドルの子供に転生して厄介オタクする話かと思いきや、終盤のアイの死というジェットコースターのような落下差がとにかく衝撃的でした。これやるために90分拡大にしたところも納得で、1話ずつ30分、3話分割で展開ならそこまで話題にはならなかったと思う点はあります。オタクは飽き性だし…。2話以降は芸能界にスポットを当てた展開となりますが、当初ただの芸能アニメと評した私でしたが2周目では見方が変わりました。全てはアイの男探しのためのドサ回りと考えると合点がいき、その芸能界場面も濃い内容となっていました。例えば、恋愛リアリティ番組での誹謗中傷など実際に起きた事案や黒川あかねの秘められた才能など見どころは山程あります。ミステリー要素は控えめですが、その分芸能界の人間ドラマが濃く描かれているため飽きがくることはありませんでした。

またこのアニメになくてはならない点はなんといっても有馬かなの存在です。この作品実は有馬かなのためにあるのかと思うくらい1期は彼女に多々スポットが当たっていましたね。幼少期からの多種多様なかわいい表情や高飛車な態度もあり、ネット上では重曹ちゃんと言われたり、作中ではロリ先輩とバカにされつつも要所で魅せてくる彼女にハマってしまいました。ピーマン体操のようなイジられから歌うまでセンター取って締めるのは誰が見てもズルい展開ですよね。また芸能生活が長いからか先輩風を吹かせるシーンも多いのですが、それが嫌味になりすぎずいい具合にリスクヘッジができている点も彼女の評価点でした。最初はリアルタイム実況では重曹ちゃんと書き込んでいた人も、終盤のアイドル回では有馬かなと本名で書き込む様子が多かったので、それだけ評価が大幅に上がったとも言えます。みんなごめんなさいしようね。

そしてOPEDにも注目です。アニメを見ていない人ですら知っている、説明するまでもなく有名な「アイドル」を始め、EDのメフィストも負けていません!特にEDの入り方がなんといっても見どころでありズルいのです。リコリコのような続きが気になる、アツい展開のところでEDのイントロを流して締める場面にオタクは弱いのです。実際これ毎話構成が良いので特に印象に残りやすいんですよね。続きが気になるここぞという場面で流すから、インパクト大で1週間待たされるもどかしさを感じるのですね。

ちなみに、2周目って同じ内容見てるから飽きるのではと思われがちですがそんなことはなく、むしろ細かいネタを拾えたり、伏線に気づけたりと1周目とは違った面白さがあるので”推し”の作品なら複数回は見るべきでしょう。

 

事情を知らない転校生がグイグイくる。

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2023年(2023年春アニメ)

話数:13話

ジャンル:コメディ、青春

制作会社:スタジオサインポスト

オススメ度:★★★★☆(85/100)

あらすじ:転校生の高田太陽はクラスメイトの西村茜が皆から「死神」と呼ばれていることを知る。あだ名で呼ばれていじめられている茜に対して事情を知らない太陽は、死神というあだ名をかっこいい名前と言い、茜と仲良くなろうと近づいてくる。やがてその行動は周りの様子も変化させていき・・・。

解説:見どころは高田くんの純粋さやそのときの西村さんの反応や、2人の距離感や回を重ねるごとに変化する心情です。2023年春アニメの新作ですが当時はリアルタイムで追えなかったのでアニマックスでの一挙放送で視聴しました。ていうかアニメの本数多すぎるんだよ!!

感想:設定自体はいじめられっ子の女の子に寄り添うという文字だけでは重い内容なのですが実際は作風が明るく、高田くんのポジティブさに救われた感がありました。常に肯定的に受け止め解釈する高田くんと、彼の何気ない一言が西村さんの心にクリティカルヒットする様が見ていてニヤニヤすること間違いなしです。というか高田くんが純粋すぎるんですよね、小学5年生だと色々と察するものですがそこを子供特有のポジティブさに持ってくる点は流石で、いつの間にかクラスメイトを巻き込んでいき西村さんと絡む人が増えていく点は陽キャ以外の何者でもないだろと思います。終盤のクリスマスではお互いあることがきっかけで好きという気持ちをわかっていく流れもまた見どころであり外せません。でも最終話はいつも通りの展開で終わるあたりはこのアニメらしく落とし所としては満点ではないでしょうか。小学生の学園青春モノなので恋愛に重点を置いてはいませんが、そこはかとなく意識してきたり、コメディ中心で進む点からいつでも気楽に見ることができると思います。

余談ですがやはりリアルタイム視聴したかった作品でした。でも最近新作アニメの本数多すぎで、毎クールまとめで私が取り上げている作品ですら2/3に満たないときもあるので、私生活との兼ね合いからどうしても視聴困難な作品もあるんですよね。ほぼすべて見ている人って普段何やっているのでしょうか。一日のスケジュールを教えて欲しいです。

 

ARMITAGE III(アミテージ・ザ・サード)

形態:OVA

発売年:1995年

話数:4話

ジャンル:SF、サイバーパンク

制作会社:AIC

オススメ度:★★★★★(93/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:シカゴから火星へと赴任してきた刑事ロスは空港に到着早々殺人事件に出くわす。殺害されたのは人気歌手のケリーだったが彼女は人間ではなくサードと呼ばれる新世代ロボットだったのだ。女刑事のアミテージはサード殺害事件に異様な執着心を持つが、それは彼女もサードだったからである。ロスはこのアミテージと2人でサードを破壊する犯人を追うためコンビを組み事件を追うのであった。

解説:1995年発売のサイバーパンクOVAであり、日本ではあまり流行らなかったが海外では大ヒットし続編の映画まで制作されたアニメです。今回はOVAについての記述となります。サードと呼ばれるロボットを巡る謎に挑む刑事ロスとロボット破壊事件に異様な執着心を抱くアミテージを描く作品で、全4話とOVAなので話数は少ないのですが見ごたえは十分にあります。OPが移民の歌のインストなのも特徴的で、1話と3話のアクションシーンでも流れるため印象に残るかと思います。

感想:28年前の作品なのでどこか古臭さは隠せませんが、今見返しても新鮮な気持ちで見ることができました。サイバーパンクというオタクの想像を膨らませ興奮させる要素とサードの設定やアミテージの格好やアクションが飽きないわけがないのです。そしてただのサイバーパンクやアクションと思うことなかれ、人間とロボットの違いやロボットに対する差別を取り扱っており重い設定であることがわかります。これって実は現代社会に通じるところがあり、近年ではChatGPTを始めとしたAIに絵や文章など変わってとられている場面がありますよね。中でもAI禁止などの話題はアニメ作中のロボット反対、人間の仕事を取るな等デモや批判の内容がほぼ共通している点があり今見るべき作品なのかなと思ってしまいます。

本編に話を戻すと、サードと呼ばれる非合法の人間と見た目が変わらないロボットはすべて女性で妊娠、出産が可能という変態マニアックな設定があり、時代を先取りしていたと言えるでしょう。いや今の時代でもあまりないけど多ジャンル化した世の中ならもっと受け入れられたのかななんて思ってしまいます。しかしこれにはちゃんとした理由があり、火星の出生率が減ってきているためサードを作り出生率を増やすという目的があるのです。このあたりはうまくできているなぁと感心しましたね。そのサードであるアミテージもパッケージを見ると分かる通り格好が絶妙にエロいんですよね。常に胸元露出しているし、黒のガーターベルトを着用しているしであんな刑事いてたまるか!そして最後にはロスとの子供を身籠るという色々な意味でサードの妊娠が可能という設定を表現し、お前ら爆破しろという感想で締めくくることができるのです。ロスも序盤はロボットを憎んでいたのに子供まで作るなんて罪な男ですね。サードを殺害する悪役の、ダンクロード役の声優さんが中尾隆聖さんで演技力はもちろん、笑い方が時々ばいきんまんになるところもどこかシュールだったりします。アミテージの戦闘シーンでOPテーマが流れるところもまたアツく見事なアクションシーンが展開されていました。その他爆破シーンなんかもしっかりと描かれていたり、各キャラの感情がしっかりと描かれていたりと作画のクオリティも十分高いため作風の古臭さはそこまで気にならないと思います。しかし現状どの配信サイトにもなく、視聴する手段がBD、DVDを購入、レンタルするかAT-Xを始めとしたスカパー!での放送を待つかの2択しかなく視聴方法のハードルが高いことは難点で、このアニメを布教するにはちょっと懸念点かなと言わざるを得ません。それでもオススメの作品ですのでぜひ機会があればチェックしてみてくださいね。ちなみに私はAT-Xでの放送でこの作品を知り、ハマり円盤を購入したまであります。2022年に発売されたBDではサントラもついているのでお得ですよ。