びー級ブログ

思ったことをただ書くだけです。モットーは広く浅く。

最近見たアニメ感想:11月分(Part13)

今月はこれ!来月分は年内のまとめにしようと考えていますので実質新規紹介はこれが年内最後になるかと思います。

 

 

恋愛フロップス

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年秋アニメ)

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:パッショーネ

オススメ度:★★★★☆(80/100)

あらすじ:謎の女性が自分の前から去っていくという不思議な夢を見た柏樹朝は、その朝出かける前に見たテレビの占いの予想どおり5人の女性と奇妙なトラブルに巻き込まれ、最悪とも取れる出会いを果たした。やっとの思いで学校にたどり着いた朝だが、そこに現れたのは転校生や新任教師としてやってきた、朝のトラブルに巻き込まれた5人の少女達の姿であった。朝の様子とは一転し5人は朝に好意を見せ始め、また帰宅すると全員が朝の家にいた。そのとき朝の父親からメッセージが届き彼女らは自分の結婚相手の候補であり共同生活をするようにと告げられる。こうして朝と5人の少女達の共同生活が始まるのであった。

解説:見どころは前半の怒涛のお色気シーンです。特に4話は要チェック!

感想:全体を通して言えることは、往年の泣きゲー作品を見ている気分になりました。前半はエロコメディで視聴者を誘い、楽しませ後半で一転してシリアスな場面へと変わり感動のラストへと持っていく展開がまさに往年の美少女ゲームと言っても過言ではありません。シリアスシーンで物語の核心に触れていく場面からは最終回までの予想がつき、実際にそれ通りに動いていったのは安定といえば安定していますが、どこか予定調和的で代わり映えのしない内容とも取れてしまいました。そこが個人的に評価を落とした点で、前半のノリで終始進んでくれればもっと点数が伸びたと思います。視聴者もソレを期待していたことは確かだと当時のリアルタイム実況を見て思いました。ちなみに、後半はネタバレになるのでこの辺にしておきます。ということでお待ちかね前半の内容についてです。この作品何がズルいって1話から6話まで散々エロで視聴者を釣っていた点なんですよね。4話が特にこのアニメを象徴していて、AT-Xでは視聴年齢制限番組でないのにも関わらず、まさかの湯気がにゃい!バージョンでの放送でした。(円盤でももちろん湯気はありませんよ)乳首は解禁するし、湯気がなく鼠径部ギリギリまで見せる等、お約束のテコ入れ温泉回でパッショーネの本気を見せてくれたのは大いに盛り上がりました。だからこそ7話以降の展開が温度差が激しすぎて風邪ひきそうになりました。5話なんかはアウトスレスレなネタのオンパレードでよくこれ地上波で放送できたな…。

とにかく美少女ラブコメでお色気もあり、いい最終回だったと言える作品を探している人になら進められる作品でしょう。前半なんかは家族の前では見れませんが…。

 

アクションヒロイン チアフルーツ

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2017年

話数:12話

ジャンル:ローカルヒーロー、青春

制作会社:ディオメディア

オススメ度:★★★★☆(88/100)

あらすじ:時はアクションヒロイン戦国時代、全国各地でヒロインによる町おこしが話題となっていたが波に乗り遅れ唯一全国でヒロインがいない都道府県となってしまった万葉県。その中のフルーツ産地ののどかな「陽菜野市」では陽菜野高校3年生の城ヶ根御前は危機感を募らせていた県知事の祖母にアクションヒロインをプロデュースするよう唆され、とまどう御前であったがある日子供たちの前で大人気のご当地ヒロイン、超天界カミダイオーのショーを演じる赤来杏と黄瀬美甘を目撃し声をかけ、そのプロジェクトを実行に移していくのだが・・・。

解説:ご当地ヒーローならぬご当地ヒロインモノです。他のアニメや特撮ネタのオマージュがあるそうですが特撮に詳しくない私にはわかりませんでした。見どころはチアフルーツメンバーの成長過程でしょうか。

感想:ご当地ヒロインを作り活躍していく今作ですが、メインキャラ達の成長物語でもありました。ろこどると内容が似ているなんて言われていますがそれはコンセプトだけであり、方向性はまるで違います。女子高生達が、最初は既存の人気ヒロインを真似ることしかできなかった彼女達も、本家からの抗議を受けオリジナルヒロインを作ったり、会場として利用していたお寺が使えなくなったが廃止になった駅のホームを使う等、マイナスからプラスにする逆転の発送が不安を払拭する場面が見ていて爽快でした。そして世評が中々リアルなんですよね、花火の時間が伸びてしまいアドリブで誤魔化すもマンネリ化で飽きたり、ちょっとしたミスが重なりショーが失敗に終わり人気が落ちる点もきちんと描写しているところは、明暗をきちんと描写できていてかつ次のステップに踏み出す起爆剤となる場面は、お決まりとはいえ見ていて視聴者も応援したくなりますよね。見せる場面では魅せることができていたのも評価点で、それに加えメンバー間でのギスギスによる分裂がないことが何より見ていて嫌な気分にならなかったのは良かったです。全体的に見ると大きな展開はないのですが、安定したストーリーとクオリティから楽しく見ることができると思います。特撮に詳しくない私でも楽しめ一気見してしまいました。

 

ストラトス・フォー

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2003年

話数:13話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:スタジオ・ファンタジア

オススメ度:★★★★★(95/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:西暦2XXX年、地球に落下してくる無数の彗星の被害を抑えるため、人類はSS計画のもと天体危機管理機構を設立させた。これは地球に衝突しようとする彗星を発見し、破壊するための組織であり、その一連の計画がSS計画である。その地球に落ちそうになる彗星を破壊するコメットブラスターと呼ばれる部隊が宇宙からミサイルを発射し迎撃するが、完全に彗星を破壊しきれなかったときは、メテオスイーパーと呼ばれる部隊が地上より迎撃機で発進し彗星を迎撃するという二段構えの体制がとられている。そんなメテオスイーパーには、コメットブラスターを目指す下地島基地の4人の少女達の姿があった。

解説:美少女と軍用飛行機の融合作品で飛行機マニア歓迎ですが、そうでなくても楽しむことはできます。実際に私もそうでした。TVアニメシリーズとOVAがありますが、今回はTV版の方を取り上げたいと思います。

感想:序盤の美風の魂が抜けた点ではこの作品はどこへ向かうのだろうかとも不安になりましたが、初めて迎撃し宇宙に行くという目的を見つけてからの成長具合がこの物語の一つを構成していました。優秀な家族のもとにいる自分と比較しやる気をなくしていたが、とあることから覚醒し成長していく様子はやはり見ていていいものです。前半ではそんな彼女の成長物語をメインに進んでいくのですが、周りの主要メンバーに支えられながらという点がポイントで、ファンタジーながら青春物語としての側面もあり目が離せませんでした。それが後半の彗星に生息する地球外生命体による感染を巡る騒動での暗躍へと発展していくのでしょう。飛行機や航空ネタに詳しくなくてもこの作品を楽しむことができるのは、一見不明な用語でも何をやっているか映像でわかることと、マニアックでわからなくても物語の大筋を掴めるからでしょう。というストーリーに関わる部分はこの辺にして、このアニメの要はそう4人の少女達です。ストラトス・フォーの制作会社はそう、あのAIKaを制作したスタジオ・ファンタジアでありエロ抜きでは語れません。迎撃機のに乗ったときの姿勢や作中のローアングルはやはりこの会社の特色をフルに表していると言ってもいいでしょう。突然打ち込まれれるパンチラはもちろん、入浴シーンなどわかっている場面が多くそれがまた視聴者を飽きさせない要因となっていることは間違いなしです。結局はエロかよ!?と思いきやストーリーがしっかりとしていて、終盤の香鈴を助けにいくため、メンバーがフルで助け合う展開はアツくアニメの集大成となっていました。

20年前の作品ですが、今から見ても十分に楽しめる作品となっています。最近dアニメストアでの配信もされていますのでぜひチェックしてください!美少女と飛行機の融合ですがどちらかが好きな人ならハマること間違いなしです。

 

転生王女と天才令嬢の魔法革命

<視聴2周目> <2023年冬アニメ>

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2023年(2023年秋アニメ)

話数:12話

ジャンル:ファンタジー、百合

制作会社:ディオメディア

オススメ度:★★★★★(90/100)

あらすじ:パレッティア国王王女、アニスフィアには前世の記憶がある。魔法が当たり前に存在する世界に転生したが彼女には魔法が使えなかったのだ。魔法に強い情熱を抱くアニスフィアは魔法科学という新たなジャンルを開拓し、魔法で空を飛ぶことを夢見て日夜研究に明け暮れていた。ある夜、お手製の箒で空へ飛び立ったアニスフィアだが暴走して貴族学院の夜会会場へと飛び込んでしまう。そこで見た光景は、王子アルガルドが公爵家令嬢ユフィリアに婚約破棄を突きつけている場面であった。放っておけなくなったアニスフィアはユフィリアに手を差し伸べ強引に連れ去り・・・。

解説:転生モノに分類されるのですが転生要素は少ないため、その手のジャンルが苦手な人でも楽しめる内容となっています。冬アニメの記事でも感想を述べてはいますが、改めて感じたことを書いていきたいと思います。作品のポイントはアニスフィアの自分の地位に対する感情と百合作品ですのでアニスフィアとユフィリアの絆に注目です。

感想:改めて見ても二人のやりとりにはニヤニヤせずにはいられません。お前ら結婚しろ!キスシーンを含む肉体的な場面もそうですが、アニスフィアを想うがあまり自分を犠牲にしてでも幸せになって欲しいというユフィリアの想いや行動力は百合作品を語るだけあって濃厚です。二人の関係にばかり目がいきがちですがティルティやレイニ等の取り巻きとの関係にも注目。最初はユフィリアと気まずかったレイニも、次第に周りに溶け込んでいったり、数少ないアニスフィアの理解者であるティルティもここぞという場面で活躍したりと活躍するシーンが多く埋もれていない点は良かったと思います。また弟のアルガルドとの関係も重要で、冷めた関係であったがそれは二人の考えのすれ違いから起きたことであり、最後はお互い本音をぶつけ理解し合うところも見どころです。このときの9話の戦闘シーンは要チェックで、作画の良さもあり白熱した展開となっています。まあ百合のために男を排除したとも取れてしまったところはありましたが…。また時折見せるアニスフィアのネットスラングの多様は些か疑問に思う点もありましたが、そこは転生したからと納得させていましたが気になる人は気になるかと思います。

内容は王道的なストーリーですが、百合が好きでかつ丁寧なファンタジー作品が見たいのならこのアニメで決まりです!

ところでこのアニメの制作会社はディオメディアですが、終始安定した作画とストーリーでまさに覚醒したと言えるでしょう。10年前の不安な要素だらけのディオメディアはもうそこにはありません!今後の同社の作品にも期待が高まりますね。