びー級ブログ

思ったことをただ書くだけです。モットーは広く浅く。

最近見たアニメ感想:9月分(Part11)

 

今月のラインナップはこれ!

2023年夏アニメ感想については10月以降に公開します。

 

 

※あくまでも個人の意見です

 

恋は世界征服のあとで

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年春アニメ)

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:Project No.9

オススメ度:★★★★☆(85/100)

あらすじ:ある二人の初々しいカップルがいた。名前は相原不動と禍原デス美、しかし二人の正体は氷結戦隊ジェラート5のリーダー・レッドジェラートと悪の秘密結社ゲッコーの戦闘員・死神王女である。敵対するグループに所属する二人が付き合っていることは世間には知られてはならないため、人目を忍んで会っていたのであった。

解説:見どころはいかにバレないように二人が会ったりイチャイチャしたりするよう努力をするシーンです。二人の立場を利用した駆け引きにも注目です。

感想:正義のヒーローと悪の組織の組み合わせという斬新なラブコメは中々興味深く、序盤はいつバレるのだろうというハラハラ感を持って見ていました。次第に不動とデス美も視聴者も?このシチュエーションに慣れてきたのか堂々とイチャイチャするシーンは、ちょっと設定がどこか行ったようにも感じましたがよく見るとそんなことはなく、デートの打ち合わせ等はきっちり戦闘の合間に抜け出してやる等終始そこを貫き通して進んでいた点もどこかシュールで面白かったです。お互いヒーローと悪役を終始貫き、合間を縫って会う禁断の恋愛はよくあれど二人の心情がわかりやすく表現できていて思わずニヤニヤするシーンもありました。会いたいがゆえに会社の機密情報を安々と漏らすシーンはコンプラ違反じゃね?とか思ってはいけません。また特にデス美の様々な表情はこの作品に欠かせない要素であり視聴者を惹きつけることができていたでしょう。私もこの照れたりする仕草が可愛くてもっと見たいと何度思ったことか…。恋愛に偏りすぎず、コメディやそれぞれが所属する組織の仕事についても触れられており、背景知識が増えることでより二人の距離感が掴めたのではないでしょうか。そして最終回の展開はラストを飾るにはふさわしい内容となっていますので絶対にチェックしてくださいね!ドタバタしたコメディが好きな人もバレたらスキャンダルになる禁断の恋をうまくコメディに落とした名作ですので誰にでもオススメできる作品と言えます!

 

咲う アルスノトリア すんっ!

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年夏アニメ)

話数:12話

ジャンル:日常、ファンタジー

制作会社:ライデンフィルム

オススメ度:★☆☆☆☆(30/100)

あらすじ:全寮制の魔法学園都市《アシュラム》ペンタグラムと呼ばれる少女達が<真の淑女>を目指し教養や礼儀作法、そして魔法を日々学び楽しく、賑やかな日々を送っている。

解説:スマホゲームがメインのメディアミックス作品です。私はスマホゲームはやらないのでコレ以上の解説はできませんのであしからず。なおゲームのサービスは2023年3月31日で終了しております。このアニメの見どころは少女達の表情やゆっくり流れる日常でしょうか。

感想:初見の人でもスマホゲームの方に流れて欲しいという意図はどことなく感じるのですが、果たしてこれを見て興味が湧く人はどれだけいるのでしょうか疑問に思ってしまいました。というのもただひたすら日常のシーンだけが流れその辺の日常アニメよりも時の流れが遅すぎて苦痛に感じ、そしてwarningと共に流れる騎士パートが終始意味不明でした。どうせ日常アニメとするなら終始そっちに振り切って欲しかったという個人的な感想もあり、本編に何ら絡まないこの騎士パートは不要にまで思ってしまった点は残念。最後の最後までお互いが独立しストーリー性が皆無な点は当時リアルタイムで見ていた実況民を困惑させる程でした。

欠点ばかり言っても仕方ないので良い点もあげるとしたら、少女達の日常シーンはのどかで何も考えずにゆっくり見るには良いでしょう。すんすんすーんといった独特の表現もまた見どころで、野郎がいない無菌状態の作品を見るならコレは候補に入ってくるかと思います。正直なところ微妙な作品ではあるのですが、敢えて怖いもの見たさやそういうのほほんとした無菌状態の日常アニメを見たいのならチェックしてください!

 

フィギュア17 つばさ&ヒカル

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2001年

話数:12話(1話1時間)

ジャンル:アクション、ファンタジー

制作会社:オー・エル・エム

オススメ度:★★★★★(90/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:東京から父親の仕事の都合で転校し北海道に住む少女:椎名つばさはある夜に宇宙船の墜落を目撃し、その現場で宇宙人と生物兵器マギュアとの戦いに巻き込まれる。つばさを守った宇宙人の兵器は戦いが終わった後つばさと瓜二つの少女の姿になっていた。ヒカルと名乗ったその少女と宇宙船の主D・Dと同居することになったつばさは、北海道の大地に散らばったマギュアを倒すためにヒカルと融合しフィギュア17に変身して戦うことになる。

解説:戦闘モノですがどちらかというと日常に重きを置いた作品でもあります。またアニメとしては珍しい1話1時間枠の作品です。これ以外には刀語等ごくわずかしかありません。dアニメストア等の配信サイトでは30分ずつ区切られている地上波版ですが、AT-XやDVDでは1話1時間形式でキチンと放送、収録されています。見どころはつばさがヒカルと出会い同居する中での成長過程に注目です。

余談ですがこの作品が当ブログにて取り上げる100作品目のアニメとなります。

感想:1時間枠は長いよと思いがちですが見始めるとあっという間に時間が過ぎました。実質2クールあると思えばそんな長くないんですよね。ただし展開自体は非常にゆっくりと進むため人によっては間延びしてしまうと思いがちかもしれません。事実私も1話序盤時点では何も起こらなさすぎて不安になった程。日常シーンは北海道の牧場らしくゆっくりと時間が流れており、その中で引っ込み思案なつばさが性格が真逆のヒカルに背中を押されて勇気を出すシーンはジーンと来る場面でもあります。転校したけれども自分の性格がゆえ中々クラスに馴染めずに浮いてしまうところに、ふと現れたヒカルによって自分も輪に入れていけて、ヒカルがいるからこそできるというつばさの思いがあるからこそ最後がつらいのです。アクションとジャンルに書いた通り戦闘シーンもありますがこちらも2人の性格がよく出ていました。怯えて中々戦えないつばさに背中を押されなんとか戦う2人など絆が要所要所見られましたがそこまで派手なシーンは少なかったような気がしました。正直バトルシーンはそこまで覚えていないです。どちらかというと二人の少女の日常を通した成長物語と考えて見てみると面白いかもしれませんし刺さる人には刺さる内容になると思います。

ところで、この作品の主題歌はどちらもTHE ALFEEの楽曲です。OPのロックからいきなり北海道の牧場というギャップには驚いた人もいると思います。作中のBGMも高見沢俊彦氏が作曲しているため場面に合った音楽が耳に残りこちらも要チェックです。

 

OP:Boy

www.youtube.com

 

バブルガムクライシス

形態:OVA

発売年:1987-1991年

話数:8話

ジャンル:SF、ファンタジー

制作会社:アートミックAIC

オススメ度:★★★★☆(88/100)

あらすじ:時は2032年亜人創造計画により産み出された亜人ブーマ。しかしブーマを開発していた研究所は謎の爆発事故により炎上し以後ブーマは何者かの手によって戦闘用に改造され、メガロシティTOKYO(メガ東京)に脅威を撒き散らす存在となっていた。そんな中ブーマ退治を非合法に行う謎の4人組の姿があった。シリア、プリス、リンナ、ネネの4人は闇の仕置人、ナイトセイバーズがブーマを操るゲノムの存在に日夜立ち向かっていく。

解説:美少女、メカ、エロの三拍子が揃った作品でこれらの要素が人気の要因となったOVAシリーズです。エロはそこまででもないのですがサービスシーンといった感じでしょうか。制作が1987年〜1991年と長きにわたっているため 1話と8話では作画が変わっています。8話がより90年代アニメの作風になっていますね。また当時としては珍しい要素の組み合わせと毎話変わるOPED、挿入歌等多彩な楽曲も見逃せません。見どころは先述の主題歌、劇中歌はもちろん、戦闘シーンのアクションにも注目です。

感想:ナイトセイバーズの4人のお色気に頼り切らず、アクションシーンを決めるところではしっかり決めるなど常に画面に釘付けとなりました。1話見始めた時点ではこの作品の流れについていけるか不安でしたが、見始めるとあっという間に引き込まれていく形となりました。あまり肩肘張らずに見ることができる作品と言えるでしょう、ただし中身はそれなりに重いので注意ですが。また戦闘シーンがよく作り込まれており、特に6話のラルゴとの死闘ではそれが遺憾なく発揮できており必見です。ラルゴの巧みな攻撃にシリアがやられ、この次はどうなるんだろうというハラハラした展開からの仲間が駆けつけ、新スーツでパワーアップというお約束ですがアツい展開は見逃せません。80年代のOVAということで描写は直球でエグいシーンもありますが、規制のない思い切った作品を楽しめるアニメとなっています。作品は古いですが、dアニメストアでも配信されていますので今すぐ見てみましょう!(2023年9月現在)

animestore.docomo.ne.jp

ところで、解説でも述べたようにこのアニメは音楽が多彩で豊富です。特に有名なのは1話OPの今夜はハリケーンでしょうか。YouTubeにダイジェスト映像が公開されているのでぜひチェックしてみてください!またspotify等の音楽配信サービスではバブルガムクライシスの楽曲も配信されていますので合わせて要チェックです!

 

今夜はハリケーン ダイジェスト映像

www.youtube.com

 

不徳のギルド

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年秋アニメ)

話数:12話

ジャンル:ファンタジー、コメディ

制作会社:ティー・エヌ・ケー

オススメ度:★★★★☆(84/100)

<すごく不徳なAT-X ver.> <R-15+>

あらすじ:魔物を倒す「ガード」に高卒で就職したキクルは幼い頃から訓練に明け暮れ気づけば20歳になっていた。

「…俺の青春、これでいいんだろうか」

仕事を辞め失われた青春を取り戻すため彼のミッションは後任の育成なのだが、ハチャメチャな新米ガードを引き連れたクエストは不徳なハプニングしか起こらず・・・。

解説:今回はAT-Xで視聴したため無修正バージョンのすごく不徳なAT-X ver.での感想となります。TV放送はもちろん配信サイトでも絵に修正があったりするので、完全を求めるならAT-X(音声に多少の修正あり)かディレクターズカット版の円盤(完全無修正版)を買うことでしょう。湯気がにゃい!は伊達じゃなかった。見どころは新米ガード達によるお色気ハプニングやそれを起因としたコメディです。

感想:視聴年齢制限番組になるだけあってやはりお色気重視ではあるのですが、そのお色気ハプニング要素が実は伏線で、終盤になり解明される場面では思わずうなずいてしまいました。というのもこれまでの視聴年齢制限番組は兄妹でセックスしたり、セックスしないと人類が滅亡するだの、戦闘で服だけが破ける器用さなアニメが多く行為に重点を置く場面が大半でした。このアニメも実際は魔物とのハプニングと称した行為が見どころではあるのですが、ひたむきの寄せ付ける不幸体質がお色気と絡み伏線となっていた点は驚き、他の作品とは一味違った趣がありました。いやもちろんお色気シーンこそ最高で、特にゲテモノ料理を食べて服だけ破けるという発想はお色気で喜ぶというよりはバカバカしくて笑ってしまいました。また最終話のEDにも注目です。

さすがに家族のいる前で見るには勇気がいるとは思いますが、ただのお色気アニメと思わずぜひ一度自身の目で確かめてみてください。