びー級ブログ

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2023年夏アニメ感想

2023年夏アニメも終わりましたのでいつものように簡潔に感想をまとめたいと思います。

 

※七つの魔剣が支配するに関しては後日追記します。

 

はじめに

今回の対象は2023年7月に放送開始し同年9月ないしは10月に終了した作品となります。今回もあらすじと解説は省略します。今期は23作品視聴しました。

※ダークギャザリングに関しては2クールもので続くため次クールにて取り上げます。またゾン100に関しては延期により完走には時間がかかると判断したため別記事にて取り上げることとします。

 

オススメ度に関しては以下の通りとなります。点数に関しては話の内容、構成、キャラクター、作画、主題歌等を勘案してつけてます。目安のひとつに過ぎません。

★★★★★・・・90点〜。傑作。私個人が推す絶対に見て欲しい作品です。見て後悔はさせないくらいには自信を持ってオススメできる作品。

★★★★☆・・・80〜89点。名作。★5つとまではいかないけど、見て面白かった、ハマったアニメでオススメしたい作品が対象。

★★★☆☆・・・60〜79点。良作、佳作。70点台は良作判定で、名作とまではいかないけれどオススメできる作品、60点台は佳作でまあまあ楽しみにしていた作品とします。

★★☆☆☆・・・40〜59点。普通かそれ以下の作品。★1つとまではいかないけれどもどこか残念に感じた作品はこちら。50点台はギリギリ普通に見れる、40点台は普通とまではいかないけど微妙な作品とします。

★☆☆☆☆・・・20〜39点。個人的に残念と感じた作品。このあたりになると途中切りするケースが多いため事情がない限りは見たり取り上げないと思います。

☆☆☆☆☆・・・〜20点。駄作はこちら。また評価対象外で見るまでもないと判断した作品なので基本は取り上げません。

 

作品一覧

※あくまでも個人の意見です。

 

政宗くんのリベンジR

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:SILVER LINK.

オススメ度:★★★☆☆(70/100)

実に6年ぶりの続編である今回。最終回を見てまあそうなるよねという納得の結果となりました。決して悪いわけではないのですが中盤ちょっとグダってたと思う点やあのフランス人は結局何だったのだろうかと考えてしまいました。でも終わり良ければ全て良しということで最後はうまく収まったのではないでしょうか。結局最後の最後まで師匠に振り回されていたような気がしますね。

 

Lv1魔王とワンルーム勇者

話数:12話

ジャンル:コメディ、ファンタジー

制作会社:SILVER LINK. × BLADE

オススメ度:★★★☆☆(75/100)

個人的今期ダークホース枠でした。ギャグ回のキレが特に面白く動画配信や全裸で追いかけっこ等声を出して笑ってしまう場面が多々あり楽しめました。終盤のシリアスシーンも悪くはないのですが、コメディのテンポには合わずちょっと惜しいと感じてしまった点が残念。ただしキチンとギャグとシリアスは描きわけられていたため、決して無駄というわけではなくマックスの土下座が擦られるネタになるなど必要な要素ではあるのですが、欲を言うともっとマックスと魔王のギャグややりとりが見たかったというのが本心でした。それでも1話から見ても十分笑え、次の展開が気になることは間違いなしですのでオススメ作品のひとつです!

 

ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜

話数:12話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:ライデンフィルム

オススメ度:★★★★☆(80/100)

時間の流れがゆっくり過ぎていく感じがありテンポが遅いなどの意見も見られましたが、得てしてアトリエシリーズはこんな感じでゆるい作品だと思っているので予想通りでした。様々な課題をこなして錬金術士を目指す最中ドラゴンが襲ってきてそれを退治するという流れはお約束ですが、そのお約束だからこそいいのです。焦って次の展開を急かすよりはゆっくりと解決していくこのアニメはゆっくりと腰を据えて見るには最適でした。そしてあまりにも強調された太ももはやり過ぎだろと思う域に達していた場面もありました。OPから遺憾なく発揮する太ももやふとしたシーンで魅せる太もも等流石に露骨に意識させすぎだろとツッコミを入れたくなりました。ちなみに第1話は1時間スペシャルでした。(本編48分)

 

あやかしトライアングル

話数:12話

ジャンル:ファンタジー、アクション

制作会社:CONNECT

オススメ度:★★★☆☆(64/100)

1月から始まったこの作品はようやくアニメ完結しました!原作と同じ日に最終回を迎えるのは何かの偶然でしょうかね。原作者が矢吹健太朗氏ということで、お色気マシマシですが残念ながらこの規制はAT-Xでも解除されませんでした。ワンランク上のアニメ専門チャンネルとは一体・・・?お色気に頼りすぎずバトルシーンもしっかりと書き分けていたりと飽きずに見ることができた点は良かっただけに延期が悔やまれます。しかしラッキースケベや露骨なローアングル等わかっているシーンが多く最終回はそれがマシマシだったのでバトルの後のあるべき姿を取り戻したとも言えるでしょう。

おかしな転生

話数:12話

ジャンル:異世界転生

制作会社:SynergySP

オススメ度:★☆☆☆☆(35/100)

視聴前はお菓子をどうストーリーに絡めていくのか期待していましたが、如何せんお菓子の要素が、特に中盤が少なすぎるような気がしました。世界観や話の構成を考慮しても仕方ないとは思いますがもう少しうまく調理して欲しかったところで、結局はその辺の異世界なろうアニメと変わらないなと途中から思ってしまった点は残念。最後の方はお菓子要素が多少なりともストーリーに関わっていたためなんとか見ることができましたが個人的な評価は微妙なところ。

 

彼女、お借りします(3期)

話数:13話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:トムス・エンタテインメント

オススメ度:★★★☆☆(74/100)

3期になってクラウドファンディングをはじめようやく話が動いてきたかなといった次第です。要は今までのかのかりなので安定して視聴できました。麻美の出番が最終回の最後にちょこっとだけなのは4期を期待してもいいってことですか!?いい加減お前ら付き合えよってもう何年言ってるんだ。でも瑠夏ちゃんはどうするの?瑠夏ちゃん推しとしては、瑠夏ちゃんと付き合っている設定になってるならもうそれで終わりでいいんじゃない?(適当)

 

英雄教室

話数:12話

ジャンル:コメディ、学園

制作会社:アクタス

オススメ度:★★★★☆(80/100)

あらすじを見てはいはい俺つえー系ねと呆れながらも見始めたのですが、実際見てみるととんでもなくぶっ飛んでいるアニメでした。基本ギャグアニメなのですがギャグセンスが冴えているというか作ったやついい意味で頭のネジ数本取れてるだろ!と言わんばかりの展開の連続で飽きずに見ることができました。毎週楽しみで今週はどんなトンチキやるんだろうと期待しながら見ることのできる作品です。またシリアスなシーンはちゃんとやる等メリハリがよくできておりあらすじだけでは判断してはいけない例ですね。

 

夢見る男子は現実主義者

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:studio五組、AXsiZ

オススメ度:★★☆☆☆(55/100)

序盤から唖然としてしまった今作、というのも意味がわからずリアルタイムで見ていて困惑してしまいました。AT-Xの追いかけ一挙放送で振り返り、中盤から後半にかけての展開でなんとか食らいつくことができましたが、それにしてもこの作品退屈すぎませんか?話のつながりがわからずただ一方的に進む点は理解力のない私が悪いこともありますが、話の構成が良くないとも感じ取れてしまいました。ところで、浜松市はこの作品で町おこしを狙っているようですがうまく宣伝できるのでしょうか気になりますね。

ちなみに風香の回は面白かったので巨乳JCは正義だなと思いました。

 

好きな子がめがねを忘れた

話数:13話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:GoHands

オススメ度:★★★★★(90/100)

☆2023年夏アニメオススメ作品☆

1話時点では毎回めがね忘れたネタでどこまで持たせられるかとも思いましたが色々と話が膨らむものですね。二人の距離感が回を重ねるごとに縮まっていく点はドキドキして見ごたえがありました。アニメの表現方法も独特で毎回魅せるシーンが多く画面に釘付けでした。それにしても三重さんめがね持ってくる気ないでしょ。でも敢えて小村君にかまってほしくてやっている可能性もあるのかななんて思ったりもしました。そして小村君の変態度がこれもまた回を重ねるごとに増していくのですよね。中学生のお互い意識しつつもどこかもどかしい様子がたまらなくハマっていくこと間違いなしで、今期アニメはこれで決まりです!

 

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

話数:12話

ジャンル:異世界転生

制作会社:studio五組、AXsiZ

オススメ度:★★★☆☆(71/100)

タイトルが全ての異世界転生モノで完全な出オチ感はありましたが、最後まで楽しく見ることができました。というのもハッコンが毎回様々な種類の自動販売機に変化しサポートする様子がありふれた内容から、そんな使い方までするの!?とウィットに飛んだ内容となっていて飽きなかったからですね。空気を売る自販機とかそれいつの時代だよと思わざるを得ないモノなどマニアックすぎる点やAED等それは自販機か?と疑問に思うところもありました。そしてみんなお楽しみのエロ本自販機も…。主人公のハッコンが「いらっしゃいませ」や「残念」等の定型文しか話さない点もどこかシュールで、最後まで特殊能力を使わず定型文で貫き通した点はさすがです。自販機に転生というぶっ飛んだ内容はただの異世界転生モノとは一線を画す作品となっていて誰も楽しむことができると思います。2期もあるので楽しみですね。

 

わたしの幸せな結婚

話数:12話

ジャンル:ラブストーリー、ファンタジー

制作会社:キネマシトラス

オススメ度:★★★☆☆(70/100)

1話の流れから見て一人の不幸な女性が結婚して幸せになっていくメロドラマかなと思いきや途中から異能バトルになった点はビックリしました。しかしうまい具合に異能バトルと話の流れが組み込まれていたと思います。むしろ終盤はそればかりだった気がしますね。序盤のギスギスした胸糞展開はなくなった点は良かったのでしょうが悪役側の退場がちょっと早くも感じましたが流れを考えると妥当かな。

 

幼女社長R

<ショートアニメ>

話数:13話

ジャンル:コメディ

制作会社:project No.9

オススメ度:★★★★☆(80/100)

☆2023年夏アニメオススメ作品☆

※1期は配信限定でしたが2期はAT-Xで同クールに放送していたためテレビ放送アニメにカウントします。

まさかの2期!ショートアニメがなぜオススメ!?と思ったあなた、一度でいいので見てください、ショートアニメに対する評価が変わることでしょう。ショートアニメなので本編は2分弱と短いのですが、その中でもギャグセンスやオチのメリハリが非常に良くできていました。相変わらず出てくるやわにがキーポイントだったりします。最終話はまさかの枠が拡大でしたが2話連続構成でした。最後が野球回ってそれ神アニメなのでは?キッチリと後述のOPEDを流す点は流石ですね。そして何と言っても2期のポイントはエンディングテーマです!OPED共に本編より長いってどういうことなの・・・?まあとりあえず下の方に動画を貼り付けますのでまずは聞いて見てください。電波ソングに童謡のでんでんむしを融合させるぶっ飛んだこのEDは脳裏に焼き付きリピート間違いなしです!元の童謡のでんでんむしでは物足りない体になってしまいましたね。私個人今期一の主題歌です。

 

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スパイ教室(2期)

話数:12話(1期+2期合計24話)

ジャンル:ファンタジー

制作会社:feel.

オススメ度:★★★★☆(88/100)

☆2023年夏アニメオススメ作品☆

2期は1期の評価を覆すほど面白さが格段上でした。というのも1期である程度の任務を終え自己紹介も終わっているため、キャラクターの深掘りができているから話に深みが増すのかななんて思いました。アネット編では1期では大して活躍しなかったアネットがメインの回で、彼女の魅力が引き出せていたこと間違いなしでしょう。真面目な回もいいけれど、ドタバタコメディ回の方がキャラの個性や魅力を十分引き出せていて、このアニメには合っていたのかなと思うほどおふざけ回が面白いんですよね。このポテンシャルが1話から出せていたらもっと評価が変わったのかなと思うと惜しい作品であったと思います。2期が終わった今あらためて1期1話から見れば新たな視点で見ることができ評価が変わること間違いなしです!

 

デキる猫は今日も憂鬱

話数:13話

ジャンル:日常

制作会社:GoHands

オススメ度:★★★★☆(80/100)

日常系の割にはしっかりとオチや笑どころがはっきりしていて見やすかったです。幸来のダメ人間としっかりものの猫という対比も面白いもので、猫に飼いならされている人間という構図は中々斬新ではないでしょうか。所々諭吉が拾われた日のエピソードを流すのですがこれがちょっと間延びしていた感はありましたが、最終話ですべて回収されましたね。こんな猫うちにも欲しいです。

ところで諭吉の声優は安元洋貴さんです。そうあのAT-Xの湯気がにゃい!の猫と一緒の声優さんです。デキる猫なら湯気も消してくださいね!

 

白聖女と黒牧師

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:動画工房

オススメ度:★★★★★(90/100)

☆2023年夏アニメオススメ作品☆

セシリアがかわいい!ひたすらかわいいアニメ!仕草や表情が毎回可愛くてこれじゃ萌聖女だよなんて思っていました。作品自体も安定したクオリティでセシリアとローレンスの駆け引きや想いが視聴者をニヤニヤさせる展開になっていたり、セシリアの表現力に悶絶したりと終始見入ってしまいました。と思いきや西の街の聖女様であるフレデリカの死など重くシリアスな展開を取り入れるなどコメディとシリアスのバランスがうまく取れていたと思います。今期のラインナップの中では特に変な癖もなく王道なラブコメ作品を見るならこの作品で決まりです!

 

シュガーアップル・フェアリーテイル(2期)

話数:12話(1期+2期合計24話)

ジャンル:ラブコメ、ファンタジー

制作会社:J.C.STAFF

オススメ度:★★★☆☆(70/100)

最後はいい感じに終わったので終わり良ければ全て良しでしょう。ただ1期に比べると少々話を伸ばしすぎた気もしました。そしてみんなが気になるのはジョナスのことで、21話で酔っ払ったジョナスが久々に登場したシーンではリアルタイム実況が盛り上がっていました。みんなジョナスのことが好きなんですね。話の展開はともかく全体的なクオリティも高く安定して見ることができたと思います。それにしてもアンに降りかかる不幸はこれでもかと起き続けるのはちょっとかわいそう。

 

はたらく魔王さま!!(2期2クール目)

話数:12話

ジャンル:ファンタジー

制作会社:Studio 3Hz

オススメ度:★★★☆☆(60/100)

やはり1期がピークだったのかなと思わざるを得ません。この展開嫌いじゃないのですが1期のコメディを期待していた私としてはどこか肩透かしを食らった気分です。もちろん彼らの故郷の話をすることは重要で、話自体はそれなりに深掘りして楽しめるのですが、それにしても2クールもそれも1年もかけてやるにはちょっと間延びしたかなといった点です。

 

ライアー・ライアー

話数:12話

ジャンル:学園

制作会社:GEEKTOYS

オススメ度:★★☆☆☆(50/100)

正直言うと姫路白雪が可愛いアニメでした。決闘と称したゲームを行いランクを上げる設定自体は良いのですが、問題はそのゲームです。説明は程々にしても後々イカサマや後出しジャンケンの連続で呆れてしまったのが残念でした。それがこの作品の見どころだからと言われればそれまでですが、それならもうルールなんていらないじゃんと思うところがあるのも事実。作画もちょっと怪しい点もあり白雪がかわいいからなんとか完走できました。OPEDの主題歌はどれもいい曲なので聞いてみてくださいね。

 

レベル1だけどユニークスキルで最強です

話数:12話

ジャンル:異世界転生

制作会社:MAHO FILM

オススメ度:★★★☆☆(60/100)

内容自体はありふれた異世界転生モノなのですが、エミリーやイヴがかわいいので切ることなく完走できました。特に高野麻里佳さんが演じるイヴの独特のキャラがくせになり、人参を追い求めるシーンはちょっとシュール。作画は怪しい点が多々見られましたが、話の内容も特に難しくもなくのほほんとゆっくり見ることができる点は評価できるでしょう。3話のかぼちゃからGが出てくるシーンは食事中に見ていた私に直撃し死にました。そこ注意入れてくれよ。

 

うちの会社の小さい先輩の話

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:project No.9

オススメ度:★★★☆☆(72/100)

最初に思うのがこの手の作品の会社って何の仕事しているのだろうかという点ですね。こんなゆるゆるのオフィスあるのでしょうか?あったら教えてください。社会人ラブコメにしてはちょっと甘酸っぱい青春すぎてむず痒く感じてしまいました。最終話での進展が友達からってお前ら中学生かよ!!

でもこの手の作品って付き合ってゴールのパターンもあるので作品を続けるために敢えてそうしているのかな?なんて考えたりもしました。

まあそんなことはさておき、このアニメの一番重要な要素はエロです。てんぷるよりエロかった気がするのは私だけでしょうか?そんな大きいおっぱいで篠崎君はよく平常心でいられるなと思うのですがどうでしょうか。色々あざといシーンやこれで何も起こらないの!?と思わざるを得ない場面などエッッッしか書き込めなくなる場面が多かった点は評価したいですね。

 

てんぷる

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:月虹

オススメ度:★★★☆☆(68/100)

エロないから飽きてきた。はお約束。お寺の存続より大事なものはエロでした。色欲って大事。サブタイが狙っているのですがお色気が少ない回(特に序盤)があったりとちょっと期待外れな場面もありましたが、おバカコメディとお色気の融合はやはり面白いです。全力でバカやってお色気で攻めてくるアニメならではの表現ができていたと思います。どうせならこれAT-Xで視聴年齢制限番組として放送して欲しかった気もします。そうすれば一皮むけることができたのかななんて思いました。

予告でもやっていましたが、これを108回見たお坊さん色欲強すぎるだろ…。

 

AIの遺電子

話数:12話

ジャンル:SF

制作会社:マッドハウス

オススメ度:★★★☆☆(73/100)

ロボットやAIを題材としてブラックジャック的な話を展開させる構成は面白くこういうジャンルが好きな私にはピッタリでした。しかし各話、パートのオチがやや弱く個人的にはもっと強弱をつけて欲しかったなという印象です。この後は視聴者に想像をおまかせするというのも悪くはないのですが、どうせなら徹底的に絶望的になるか幸せになるかでその後の展開を予測したかったです。それでも今期の作品群の中では少々異色の作品ですが安定して見ることができると思います。

 

まとめ

以上で今期のまとめは終了です。今期は癖が強い作品が多かった印象です。人を選ぶ作品が多く、ハマる人はめちゃくちゃハマる、そうでない人はとことんダメ、といった極端なアニメが多々あったような気がします。実際この記事でも★4つ以上は少ないのですがそれはたまたま私の感性に引っかからなかっただけであり、他人が見れば名作と感じる場合もあります。なのであくまでも参考までに見てくださいね。というか前期が強すぎた。

秋アニメはもう9月末に始まっていますので最終話と並行して見るという複雑な状況になっています。来期はどんな作品があるのでしょうか?

秋アニメまとめは視聴している作品が終わり次第記事を投稿します。また2023年オススメアニメまとめ記事は年内に投稿しますので秋アニメまとめより早くなるかと思いますが気にしないでください。

 

おわり

 

最近見たアニメ感想:9月分(Part11)

 

今月のラインナップはこれ!

2023年夏アニメ感想については10月以降に公開します。

 

 

※あくまでも個人の意見です

 

恋は世界征服のあとで

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年春アニメ)

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:Project No.9

オススメ度:★★★★☆(85/100)

あらすじ:ある二人の初々しいカップルがいた。名前は相原不動と禍原デス美、しかし二人の正体は氷結戦隊ジェラート5のリーダー・レッドジェラートと悪の秘密結社ゲッコーの戦闘員・死神王女である。敵対するグループに所属する二人が付き合っていることは世間には知られてはならないため、人目を忍んで会っていたのであった。

解説:見どころはいかにバレないように二人が会ったりイチャイチャしたりするよう努力をするシーンです。二人の立場を利用した駆け引きにも注目です。

感想:正義のヒーローと悪の組織の組み合わせという斬新なラブコメは中々興味深く、序盤はいつバレるのだろうというハラハラ感を持って見ていました。次第に不動とデス美も視聴者も?このシチュエーションに慣れてきたのか堂々とイチャイチャするシーンは、ちょっと設定がどこか行ったようにも感じましたがよく見るとそんなことはなく、デートの打ち合わせ等はきっちり戦闘の合間に抜け出してやる等終始そこを貫き通して進んでいた点もどこかシュールで面白かったです。お互いヒーローと悪役を終始貫き、合間を縫って会う禁断の恋愛はよくあれど二人の心情がわかりやすく表現できていて思わずニヤニヤするシーンもありました。会いたいがゆえに会社の機密情報を安々と漏らすシーンはコンプラ違反じゃね?とか思ってはいけません。また特にデス美の様々な表情はこの作品に欠かせない要素であり視聴者を惹きつけることができていたでしょう。私もこの照れたりする仕草が可愛くてもっと見たいと何度思ったことか…。恋愛に偏りすぎず、コメディやそれぞれが所属する組織の仕事についても触れられており、背景知識が増えることでより二人の距離感が掴めたのではないでしょうか。そして最終回の展開はラストを飾るにはふさわしい内容となっていますので絶対にチェックしてくださいね!ドタバタしたコメディが好きな人もバレたらスキャンダルになる禁断の恋をうまくコメディに落とした名作ですので誰にでもオススメできる作品と言えます!

 

咲う アルスノトリア すんっ!

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年夏アニメ)

話数:12話

ジャンル:日常、ファンタジー

制作会社:ライデンフィルム

オススメ度:★☆☆☆☆(30/100)

あらすじ:全寮制の魔法学園都市《アシュラム》ペンタグラムと呼ばれる少女達が<真の淑女>を目指し教養や礼儀作法、そして魔法を日々学び楽しく、賑やかな日々を送っている。

解説:スマホゲームがメインのメディアミックス作品です。私はスマホゲームはやらないのでコレ以上の解説はできませんのであしからず。なおゲームのサービスは2023年3月31日で終了しております。このアニメの見どころは少女達の表情やゆっくり流れる日常でしょうか。

感想:初見の人でもスマホゲームの方に流れて欲しいという意図はどことなく感じるのですが、果たしてこれを見て興味が湧く人はどれだけいるのでしょうか疑問に思ってしまいました。というのもただひたすら日常のシーンだけが流れその辺の日常アニメよりも時の流れが遅すぎて苦痛に感じ、そしてwarningと共に流れる騎士パートが終始意味不明でした。どうせ日常アニメとするなら終始そっちに振り切って欲しかったという個人的な感想もあり、本編に何ら絡まないこの騎士パートは不要にまで思ってしまった点は残念。最後の最後までお互いが独立しストーリー性が皆無な点は当時リアルタイムで見ていた実況民を困惑させる程でした。

欠点ばかり言っても仕方ないので良い点もあげるとしたら、少女達の日常シーンはのどかで何も考えずにゆっくり見るには良いでしょう。すんすんすーんといった独特の表現もまた見どころで、野郎がいない無菌状態の作品を見るならコレは候補に入ってくるかと思います。正直なところ微妙な作品ではあるのですが、敢えて怖いもの見たさやそういうのほほんとした無菌状態の日常アニメを見たいのならチェックしてください!

 

フィギュア17 つばさ&ヒカル

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2001年

話数:12話(1話1時間)

ジャンル:アクション、ファンタジー

制作会社:オー・エル・エム

オススメ度:★★★★★(90/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:東京から父親の仕事の都合で転校し北海道に住む少女:椎名つばさはある夜に宇宙船の墜落を目撃し、その現場で宇宙人と生物兵器マギュアとの戦いに巻き込まれる。つばさを守った宇宙人の兵器は戦いが終わった後つばさと瓜二つの少女の姿になっていた。ヒカルと名乗ったその少女と宇宙船の主D・Dと同居することになったつばさは、北海道の大地に散らばったマギュアを倒すためにヒカルと融合しフィギュア17に変身して戦うことになる。

解説:戦闘モノですがどちらかというと日常に重きを置いた作品でもあります。またアニメとしては珍しい1話1時間枠の作品です。これ以外には刀語等ごくわずかしかありません。dアニメストア等の配信サイトでは30分ずつ区切られている地上波版ですが、AT-XやDVDでは1話1時間形式でキチンと放送、収録されています。見どころはつばさがヒカルと出会い同居する中での成長過程に注目です。

余談ですがこの作品が当ブログにて取り上げる100作品目のアニメとなります。

感想:1時間枠は長いよと思いがちですが見始めるとあっという間に時間が過ぎました。実質2クールあると思えばそんな長くないんですよね。ただし展開自体は非常にゆっくりと進むため人によっては間延びしてしまうと思いがちかもしれません。事実私も1話序盤時点では何も起こらなさすぎて不安になった程。日常シーンは北海道の牧場らしくゆっくりと時間が流れており、その中で引っ込み思案なつばさが性格が真逆のヒカルに背中を押されて勇気を出すシーンはジーンと来る場面でもあります。転校したけれども自分の性格がゆえ中々クラスに馴染めずに浮いてしまうところに、ふと現れたヒカルによって自分も輪に入れていけて、ヒカルがいるからこそできるというつばさの思いがあるからこそ最後がつらいのです。アクションとジャンルに書いた通り戦闘シーンもありますがこちらも2人の性格がよく出ていました。怯えて中々戦えないつばさに背中を押されなんとか戦う2人など絆が要所要所見られましたがそこまで派手なシーンは少なかったような気がしました。正直バトルシーンはそこまで覚えていないです。どちらかというと二人の少女の日常を通した成長物語と考えて見てみると面白いかもしれませんし刺さる人には刺さる内容になると思います。

ところで、この作品の主題歌はどちらもTHE ALFEEの楽曲です。OPのロックからいきなり北海道の牧場というギャップには驚いた人もいると思います。作中のBGMも高見沢俊彦氏が作曲しているため場面に合った音楽が耳に残りこちらも要チェックです。

 

OP:Boy

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バブルガムクライシス

形態:OVA

発売年:1987-1991年

話数:8話

ジャンル:SF、ファンタジー

制作会社:アートミックAIC

オススメ度:★★★★☆(88/100)

あらすじ:時は2032年亜人創造計画により産み出された亜人ブーマ。しかしブーマを開発していた研究所は謎の爆発事故により炎上し以後ブーマは何者かの手によって戦闘用に改造され、メガロシティTOKYO(メガ東京)に脅威を撒き散らす存在となっていた。そんな中ブーマ退治を非合法に行う謎の4人組の姿があった。シリア、プリス、リンナ、ネネの4人は闇の仕置人、ナイトセイバーズがブーマを操るゲノムの存在に日夜立ち向かっていく。

解説:美少女、メカ、エロの三拍子が揃った作品でこれらの要素が人気の要因となったOVAシリーズです。エロはそこまででもないのですがサービスシーンといった感じでしょうか。制作が1987年〜1991年と長きにわたっているため 1話と8話では作画が変わっています。8話がより90年代アニメの作風になっていますね。また当時としては珍しい要素の組み合わせと毎話変わるOPED、挿入歌等多彩な楽曲も見逃せません。見どころは先述の主題歌、劇中歌はもちろん、戦闘シーンのアクションにも注目です。

感想:ナイトセイバーズの4人のお色気に頼り切らず、アクションシーンを決めるところではしっかり決めるなど常に画面に釘付けとなりました。1話見始めた時点ではこの作品の流れについていけるか不安でしたが、見始めるとあっという間に引き込まれていく形となりました。あまり肩肘張らずに見ることができる作品と言えるでしょう、ただし中身はそれなりに重いので注意ですが。また戦闘シーンがよく作り込まれており、特に6話のラルゴとの死闘ではそれが遺憾なく発揮できており必見です。ラルゴの巧みな攻撃にシリアがやられ、この次はどうなるんだろうというハラハラした展開からの仲間が駆けつけ、新スーツでパワーアップというお約束ですがアツい展開は見逃せません。80年代のOVAということで描写は直球でエグいシーンもありますが、規制のない思い切った作品を楽しめるアニメとなっています。作品は古いですが、dアニメストアでも配信されていますので今すぐ見てみましょう!(2023年9月現在)

animestore.docomo.ne.jp

ところで、解説でも述べたようにこのアニメは音楽が多彩で豊富です。特に有名なのは1話OPの今夜はハリケーンでしょうか。YouTubeにダイジェスト映像が公開されているのでぜひチェックしてみてください!またspotify等の音楽配信サービスではバブルガムクライシスの楽曲も配信されていますので合わせて要チェックです!

 

今夜はハリケーン ダイジェスト映像

www.youtube.com

 

不徳のギルド

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2022年(2022年秋アニメ)

話数:12話

ジャンル:ファンタジー、コメディ

制作会社:ティー・エヌ・ケー

オススメ度:★★★★☆(84/100)

<すごく不徳なAT-X ver.> <R-15+>

あらすじ:魔物を倒す「ガード」に高卒で就職したキクルは幼い頃から訓練に明け暮れ気づけば20歳になっていた。

「…俺の青春、これでいいんだろうか」

仕事を辞め失われた青春を取り戻すため彼のミッションは後任の育成なのだが、ハチャメチャな新米ガードを引き連れたクエストは不徳なハプニングしか起こらず・・・。

解説:今回はAT-Xで視聴したため無修正バージョンのすごく不徳なAT-X ver.での感想となります。TV放送はもちろん配信サイトでも絵に修正があったりするので、完全を求めるならAT-X(音声に多少の修正あり)かディレクターズカット版の円盤(完全無修正版)を買うことでしょう。湯気がにゃい!は伊達じゃなかった。見どころは新米ガード達によるお色気ハプニングやそれを起因としたコメディです。

感想:視聴年齢制限番組になるだけあってやはりお色気重視ではあるのですが、そのお色気ハプニング要素が実は伏線で、終盤になり解明される場面では思わずうなずいてしまいました。というのもこれまでの視聴年齢制限番組は兄妹でセックスしたり、セックスしないと人類が滅亡するだの、戦闘で服だけが破ける器用さなアニメが多く行為に重点を置く場面が大半でした。このアニメも実際は魔物とのハプニングと称した行為が見どころではあるのですが、ひたむきの寄せ付ける不幸体質がお色気と絡み伏線となっていた点は驚き、他の作品とは一味違った趣がありました。いやもちろんお色気シーンこそ最高で、特にゲテモノ料理を食べて服だけ破けるという発想はお色気で喜ぶというよりはバカバカしくて笑ってしまいました。また最終話のEDにも注目です。

さすがに家族のいる前で見るには勇気がいるとは思いますが、ただのお色気アニメと思わずぜひ一度自身の目で確かめてみてください。

 

最近見たアニメ感想:8月分(Part10)

おまたせしました今月はこれ!

今月もちょっとニッチな作品が多い気もしますがこれもまた面白いのでぜひ読んでみてください!

劇場版の記事に関しては極力ネタバレを排除したつもりなので安心して見ることができると思います。

 

エル・カザド

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2007年

話数:26話

ジャンル:ガンアクション、百合

制作会社:ビィートレイン

オススメ度:★★★★☆(89/100)

あらすじ:賞金稼ぎのナディは物理学者ハインツ・シュナイダーの殺害容疑で懸賞金が賭けられている容疑者:エリスを追ってメキシコの田舎町でついに見つけるが、ふとしたいきさつからナディはエリスを他の賞金稼ぎから救い出すが同時に追われる身となってしまう。エリスは殺人事件の真相を突き止めようと生まれ故郷を目指し、そこに行けば自分の過去がわかるはずと確信するエリスだったが手がかりは運命を導くというインカローズの原石と「ウニャイマルカ」という言葉だけ。そんなエリスの案内役に買って出たのは彼女を追っていたはずのナディだった。かくして二人の奇妙な逃避行が始まる。

解説:NOIR(ノワール)、MADLAX(マドラックス)に続く真下耕一監督の美少女ガンアクション三部作のうちのひとつで、今作がラストです。他2作と比べると作風は明るめです。見どころはナディとエリスの1話から最終話に至るまでの関係性です。あと変態宮野真守ことL・Aとタコスの歌。

感想:ノワールでもそうでしたがこの作品はガンアクションよりも、二人の絆に重点を置いて見てみるとより面白く感じました。結論言うとこのアニメは百合作品と言ってもいいでしょう。キスをしたりと肉体関係だけが百合ではなく、旅をすることで二人の信頼関係が生まれ絆が強くなっていく様子もまたそのジャンルの一つでしょう。回を重ねるごとにイチャイチャ度が増しナディの腕が鈍りアクションシーンが減ってきているのは内緒。最後は見せ場あったけどね。タコスの歌も1話限りのぽっと出かと思いきや最終話まで擦られているので印象に残った人も多いのではないでしょうか。最初ナディが歌い毛嫌いしていたエリスもいずれハマっていく様子がまたいいんですよね。このタコスナディとエリスがバイトをしたりとそこそこ登場するんですよね、こういうのがあるから全話見逃せないのです。そして忘れていけないのが変態L・Aの存在。終始エリスに固執する変態で気持ち悪さ全開でしたね、気持ち悪い以外の感想が出てこないのも中々すごいことでコレを演じていた宮野真守さんの演技力は流石としか言いようがありません。

序盤はナディのガンアクションメインなのでアクション系が好きな人にはもちろん、意外にも?百合好きな人にもとてもオススメな作品となっています。設定は重いですが笑えるシーンもあり、dアニメストアで視聴ができますので気になった人はチェックしてみてください。

話は変わりますがナディって絶妙に体臭がくさそうなんですよね。作中でも何日お風呂に入っていないかわからないと発言するシーンがあったりと匂いを思わせるところと毎日同じ服着ているところ(これはキャラデザがあるので仕方ない部分もありますが)、褐色キャラ(これは風評被害)なのが重なってそう思ってしまいました。まあアニメだからくさそうなキャラが良いと思うのですが現実だと只々キツイだけ…。またテコ入れ水着回で見せる水着シーンも貧乳なのでそんなに釘付けにならないところもまた一興。って感想より熱く語っていますがこれじゃL・Aと変わらないですね。

 

[映]かがみの孤城

形態:映画

公開年:2022年

上映時間:116分

ジャンル:ファンタジー、青春

制作会社:A-1 Pictures

オススメ度:★★★★★(95/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:中学1年生の女の子、安西こころは同級生から受けたいじめにより不登校になり、フリースクールにも通えない日々を送っていた。ある日自室の鏡が光りはじめ吸い込まれたこころは大きな孤城を目にしそこには「オオカミさま」と呼ばれる狼の仮面を被った少女と出会う。オオカミさまに連れられ孤城に入ったこころはリオン、フウカ、アキ、スバル、マサムネ、ウレシノの6人の中学生と出会う。

オオカミさまは「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いも叶えてやろう」と言う。ただしその期限は1年間。鍵を探しながら共に孤城で過ごすうちに7人の共通点がわかってくる。7人が心を通わせ孤城が特別な場所となった頃、ある出来事が彼らを襲い・・・。

解説:クレヨンしんちゃんでおなじみの原恵一監督による作品で原作は辻村深月氏の小説です。見どころは、不登校生活を送るこころが孤城での日々を過ごすうちに変わる心境でしょうか。そして7人の子供達はもちろん、それ以外の登場人物の言動にも注目してみてくださいね。余談ですがマサムネの声優さんが高山みなみさんで「真実はいつもひとつ!」というパロディシーンがあります。

感想:映画なのでネタバレをできない関係で物語の核心には触れられないのですが、見終わった感想としては上手い回収の仕方だなと感心してしまいました。終盤で伏線を回収していく様は見てて我ながら感動してしまいました。

この映画は不登校の中学生を題材にしていて、その中でファンタジーをやり遂げているのですがこの融合の仕方がまたうまく出来ていました。どちらかをおざなりにするのではなく、孤城での生活からの実生活で問題にぶつかっていく様子がなんとも自然な流れで進んでいく点は違和感がありませんでした。いじめ等の暗い場面は容赦なくしっかりと描き、手を差し伸べ解決するシーンはしっかりと救いがあった点は前半の陰鬱な気分が晴れてわだかまりがなくなったと思います。思春期で自分の居場所がないと思いがちですが本当はあり、ただそのきっかけを掴むことがあの年代の子供たちには難しい、だからこそ両親や先生を含めた大人達がそのサインに気づいてあげなければならないというメッセージ性を受け取りました。それをファンタジーとして、孤城を一時的な居場所にし、子供たちと触れ合う中で気づいて一歩でも前に進める手法には脱帽です。

この作品は今を悩める子供にも、そしてこの年代のお子さんを持つ親御さんにも刺さる内容だと思います。最後は絶対感動すること間違いなしですのでぜひチェックしてみてくださいね!ちなみにアマプラやdアニメストア等でレンタル作品として配信していますので、配信サイトでも見ることはできます。詳しくは公式サイトを確認してみましょう。ちなみに私はWOWOWで視聴しました。テレビ放送だし多分そのうちリピートやるんじゃないかなぁ…。

 

Canvas2 〜虹色のスケッチ〜

形態:TVアニメシリーズ

放送年:2005年-2006年

話数:24話

ジャンル:学園、ラブコメ

制作会社:ZEXCS

オススメ度:★★★☆☆(65/100)

あらすじ:撫子学園の大学生であり美術部顧問代理の上倉浩樹は、過去のある出来事から絵が描けず画家の夢を諦め教師を目指していた。そんなある日浩樹の元に従兄妹の鳳仙エリスが居候として故郷北海道からやってくる。浩樹はエリスが幼い頃から妹のように可愛がり絵を教えたのも彼であり、その才能を買われエリスは特待生として撫子学園に入学する。また学園内の様々な才能や苦悩を抱えたヒロイン達との出会いが訪れ・・・。

解説:原作は18禁アダルトゲームですが、アニメはお色気要素がないので誰でも見ることができます。作品が古いので割りと有名かと思うのでその辺は省略します。ポイントはメインヒロインで従兄妹のエリスと幼馴染の霧と浩樹の関係やその進み方でしょうか。他のヒロイン達にももちろん注目です!後述しますが特に加奈。

感想:全話視聴し終えて真っ先に思ったことは、どうしてこうなった!!でした。それまで積み上げてきたものは一体何だったの!?と言わざるを得ない展開には頭を抱えてしまいました。とはいえまあそのルートを取るよねとは1話の時点で思ってはいたのですが、もっと他のやり方はなかったのでしょうか。しかしながらストーリー自体はよくできていたと思います。エリスと霧の関係がギスギスしてた点は重いのですが、その積み重ねがあるからストーリーが進んでいくのであり、必要なシーンだと感じました。ただエリスのちょっと子供っぽい性格は人を選ぶかもしれません。また加奈や菫の回等各ヒロインパートは感動できたり、海外ドラマである24のパロディ回を始めとした笑える話もあったりと、全24話ありますが見ていて苦ではなかったです。何せ最終話がね…。ところで、このアニメのスタッフには絶対加奈推しがいると思うのですがどうでしょう?他のヒロイン達は出番がない回があったりするのですが、加奈だけは全話出演してるんですよね。そこ絡まないだろという回でもワンシーンあったりと絶対誰か加奈が好きすぎるロリコンスタッフがいたのでしょう。実際かわいいから出てくれてありがたかったです。もっと加奈メイン回欲しかった。加奈を始めとした他のヒロイン達も回を重ねるごとに成長し進んでいくので浩樹、エリス、霧の三角関係だけに囚われず菫や朋子等にも注目してみましょう。

全24話(2クール)と当時は普通でも今考えると贅沢な枠は正解でした。原作が原作だけに攻略対象のヒロインが多い分1クールでは、深刻な尺不足が発生してしまいキャラクター紹介だけで終わってしまうことが多いことを考えると恵まれた作品と言えるでしょう。しつこくて申し訳ありませんが、それだけに最後の展開だけはどうしても驚きを隠せないのです。OPのYURIAさんが歌うプラスチックスマイルも名曲なのでぜひ聞いてみてください。EDももちろんいいですよ!スケッチのような絵柄で全裸のヒロイン達がバックに映ります。隠すとこは隠してますが。この年代の展開はどこかベタだけど王道なストーリー(最終話を除く)を楽しみたいならこの作品は要チェックです!

 

ジャングルDEいこう!

形態:OVA

発売年:1997年

話数:3

ジャンル:ファンタジー

制作会社:カオスプロジェクト

オススメ度:★★★☆☆(71/100)

あらすじ:小学生の少女、六道那柘美は父から謎の遺跡で発見した石像をもらう。その晩に那柘美の夢の中に下品なジジイ(創造の神アハム)が現れ、花の精霊、ミィに変身する力を授かり、さらには石像から数百年封じ込められていた邪神オンゴが目覚めてしまう。そしてこれから起きる様々な事件を解決していくのであるが・・・。

解説:CSチャンネル衛星劇場のある特集で視聴しました。1997年に発売されたOVAで制作協力にスタジオファンタジアのクレジットがあります。どうりでお色気シーンに気合いが入っているわけだ。見どころはOVA特有のお色気シーンと何気にしっかりと作られているアクションシーンです。ちなみに、タイトルにジャングルとありますが舞台はほとんど都会です。コンクリートジャングルってやつ?

感想:主人公の那柘美は小学生なのにパンチラ等のお色気シーンがやけに多いこと。そして遠回しに触れる女の子の日など、現代の地上波では放送できない場面が多々ありそこを魅せるのはOVAならではでした。OVAだからできることをとことんやり遂げた作品でしたが、3話という短い尺ではストーリーを広げるには限界がありました。しかしこのアニメはどちらかと言うとお色気に振り切っているため、ストーリー重視よりはお色気シーンを頭空っぽにして楽しむことが最適解かもしれません。それでもアクションシーンはかなり作り込まれており、見入ってしまう場面もあり決してないがしろにはされていないあたりは、やりたいことをやり遂げていることが表現され決してお色気頼りだけではないことが伺えました。まあ私は最終的にお色気シーン目当てになってしまいましたが…。

配信サイトにもないこの作品はDVDレンタルであるのでしょうか?私はたまたまスカパー!で放送していたのをチェックしたのですが、この手のOVAは視聴ハードルが少々高くオススメし難いのが難点ですね…。

 

最近見たアニメ感想:7月分(Part9)

今月はこれ!

 

※一部ネタバレを含む場合があります

 

 

ミラクル☆トレイン大江戸線へようこそ〜

放送年:2009年

形態:TVアニメシリーズ

話数:13

ジャンル:擬人化

制作会社:ゆめ太カンパニー

オススメ度:★★★★☆(87/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:――貴女も駅に恋しませんか?

東京の地下鉄には美麗な男子ばかりが乗っている電車が存在する。その名もミラクル☆トレイン。この電車出会えた者は必ず幸せになるという都市伝説が存在する。

地下鉄の駅に入ってくる一人の悩みを抱えた女性がいる。何も変わらないいつもの風景だが、改札機をタッチした途端表示される文字" Welcome to the Miracle☆Train"とともに光るタッチしたカード。電車に乗り込むとそこは車内に異空間が広がり、6人の美麗な男子達が待ち構えていた。

「ようこそ、ミラクル☆トレインへ!」

今日はどのような女性がどのような悩みを抱え、6人の駅達が悩みを解決するのだろうか?

解説:都営地下鉄大江戸線を舞台としたアニメです、それも電車の車内と駅構内がメイン。大江戸線の解説については、話すと長くなるため都営交通のHPを見るかwikiで調べてほしいので省略するとして、この作品の特徴は駅の擬人化という珍しいジャンルにあることで、オムニバス形式で1話解決なので手軽に見ることができます。女性向け作品ですがBL描写はありません。

作品の見どころは、各話ヒロインの悩みを解決する過程とミラトレ雑学という都営交通や東京の地理に関する雑学に注目です。

全体的な感想:最初は女性向けというだけで見るのをためらっていたのですが、いざ視聴するとそんなことは全然気にならなくなり、むしろそれだけの理由で避けていた自分が恥ずかしくなりました。各話悩みを抱えた女性がミラトレに迷い込み、最初は嫌がっていたり拒否したりするもやがて観念したのか心を開き駅達のアドバイスで前向きに解決する一種のパターンですが、最後は毎回いい感動シーンで持っていくあたりは各ヒロインが次のステップへ進むいいレールを敷いてくれ解決する展開は見ものです。ベタでありきたりと思いますがそれもまたいいじゃないですか。だって悩みが解決しない限りミラクル☆トレインを降りられないなんて絶望ですよね。またこのキャラデザどこか懐かしい気がするのは私だけでしょうか?ここで、いくつかエピソードの紹介をしていこうと思います。個人的なオススメの回は3話と11話で今回はその2つを取り上げ感想を述べたいと思います。全話解説しろは勘弁してください。

 

☆各エピソードネタバレ注意!!☆

 

※注意

これからの文章に駅名が出てきますが新宿駅のように駅が付いている場合は駅施設、新宿のように駅がない場合は擬人化したミラクル☆トレインのメンバーと区別します。ややこしいですが頑張ってください。

 

 

 

 

 

3話:『十三万人の旅立ち』

乗車駅:新宿

3話解説:新宿駅からミラクル☆トレインに乗車した中学生の女の子・みちは戸惑い、車掌の説明を受けると早く降ろしてほしいといって駅達を困惑させる。計画的な人生を歩むのが彼女のポリシーできっちりしたところをまるで日本の電車みたいと指摘され、「電車なんて大っきらい!」と返すみち。一体彼女の悩みとは何だろうか?それを解決すべく新宿は街へと連れ出す。

両親が乗り鉄で危うく名前を鉄道の文字を取って「鉄」にされかけたところおばあちゃんが止めて道から「みち」になったといういきさつ。そんな両親を反面教師とし自分はきっちり決められた人生を歩むのだという。

駅には色々なドラマがある。今日がラッキーな人やツイてない人もそれぞれ13万人分のドラマがある。道の先には何があるかわからない、わからないから旅に出るんだ。と語る新宿。そこでみちは両親の言葉を思い出す。「人生には楽しい旅も苦しい旅もある。計画通りに行かない。でも道がある限り旅は続けられるんだ。道はどこまでも続いているんだからな」「自分の道は自分で切り開いていけるわ」

みち「電車っていいね」

ミラクル☆トレインに乗車し計画通りにはいかなかったが、忘れられない日となったみち。ミラクル☆トレインを降りるとき、それが新しい道の始まりなのである。

感想:高村光太郎の詩「道程」を思い出させる内容ですね。僕の前に道はできない〜で始まるのですがまさに3話はこれに当てはまるでしょう。中学生という年頃にはあまりにも早すぎる人生設計、そんな計画的にことが進むことなんてないというのはこの年代にはまだわかりませんよね。そんな何が起きるかわからないから楽しい人生ということを知った彼女の今後は言うまでもないでしょう。鉄道を通じて新たな旅に出てほしいところです。ところで、女の子に鉄と名付ける両親のセンスはかなり疑います。私の身内でも鉄道ネタで命名する方は聞いたことがありますが、こまちやさくらなど無難な?ところに収まっていますが鉄は男でもあんまりです。そりゃ電車も嫌いになるわと思いました。

 

11話:『3年後のプロポーズ』

乗車駅:麻布十番

11話解説:麻布十番駅から慌ただしく乗車する女性・真夕。彼女は相当なお人好しで困っている人を見ると放っておけず、いつも目的地までたどり着くまでに余計な時間をかけてしまうという。今日も彼氏と待ち合わせのため六本木駅へと向かう彼女だが、駅達は悩みがないのにミラクル☆トレインに乗車していることを疑問に思う。

そこで駅達は質問をし結婚の誓いをする日だろという事実を突き止めるが、どうしてそこまで幸せな人間がミラクル☆トレインに乗車しているのだろうかと尚更疑問に思う駅達。六本木駅に到着し降りる真夕だが悩みを解決できないことには駅達と別れられない、そこでまだ困っている人に遭遇したら大変だから待ち合わせ場所まで案内すると六本木が申し出る。約束の時間より1時間以上早く着いた彼女は、彼氏である秀明にメールをしようとしたが携帯電話の画面は真っ暗。それと同時に横断歩道の真ん中で風船を離してしまった子どものために取ってあげようとする彼女だが紐がつかめない。そこにトラックが接近。六本木が慌てて彼女の手を引こうとするがこれもまた掴むことができないどころか彼女のことを子どもを含め誰も認知されていないのである。

実は彼女は3年前風船を離してしまった女の子にそれを渡そうと掴んだところ、交通事故に遭ってしまい他界していたのである。

約束の時間に着いた秀明は真夕からの着信に驚く。疑問に思いながらも電話に出た秀明は真夕からの本心を聞きプロポーズをする。「ありがとう。私も秀くんのこと愛してる。だからどうか生きてる時間を幸せにね」着信が切れる。ガラス越しに映った真夕からキスされると真夕はそのまま消えていった――。

感想:いつもとは違うパターンの結末です。まさかヒロインが死亡しているオチはちょっと意外でした。この約束の日が命日できっと彼女は想いを伝えたかったのでしょう。ミラクル☆トレインの奇跡によってそれが伝えられ無事成仏、悲しい結末ではありますが自分の気持ちを伝えられた点では良かったのではないでしょうか。事故の原因となった風船もまた彼女の他人を思う優しさからきていてなんとも言えませんでした。故人には関与できない駅達ですが、あのときの気持ちを伝えることが悩みの解決と考えれば合点がいきキチンと落ちがついたと考えるとジーンとくるシーンです。

 

以上でエピソード解説は終わりです。このアニメはこのようにいい感じに締めくくるのですが最終話で超展開となってしまったことが未だに違和感がありますが、ダラダラやっても仕方ないのでこの締め方もアリでしょう。そして最後の乗客となったアカリもなぜ男だらけのミラクル☆トレインに女性がいるのかという疑問に答えてくれます。それはあなた自身の目で確かめてくれ!(Vジャンプ攻略本)

 

バイオ・ハンター

発売年:1995年

形態:OVA

話数:1 59分

ジャンル:ホラー、アクション

制作会社:マッドハウス

オススメ度:★★★☆☆(66/100)

あらすじ:普段は大学の分子生物講師である越ケ谷と駒田。しかし彼らのもう一つの顔は人間を妖怪に変えてしまう原因不明の病原体、デモンウイルスの謎に迫るバイオハンター。唯一デモンウイルスをコントロールできる体質の駒田と共に、女性の内蔵を食いちぎる猟奇的連続殺人事件が頻発し、デモンウイルスとの関係性を見出すため調査に乗り出すのだが・・・。

解説:スカパー!のチャンネル衛星劇場のとある特集にて視聴しました。どの配信サイトにもないレアなアニメなので視聴がちょっと難しいかもしれません。

感想:全体的なアクションは見ごたえがあったのですが、それ以外はちょっと微妙というのが第一印象でした。ウイルスからのミステリー要素にしたかったのか、アクションにしたかったのかどちらも狙ってはいるもののちょっと粗が目立つかなぁと思ってしまった点は残念。しかし90年代OVAというなんでも表現していい時代の作品らしく、バトルシーン等は見ごたえがあったのも事実です。冒頭のベッドシーンでは見るアニメ間違ったと思ったのですが、その瞬間男の腕が食べられたりとインパクトが強く後の展開に続けられた点は評価できると思います。衛星劇場の90年代のマイナーOVA特集にふさわしい珍作枠としては上々の出来です。

 

幼女社長(1期)

<ショートアニメ>

配信年:2021年

形態:インターネット配信

話数:13

ジャンル:コメディ

制作会社:project No.9

オススメ度:★★★☆☆(70/100)

あらすじ:むじなカンパニーの社長・六科なじむはごく普通の5歳児。秘書のユキを始めとした個性的な社員とともに社会の荒波に突っ込んでいく!?

解説:ショートアニメです。本来ショートアニメは取り上げないのですが、まさかの2期配信・放送ということで急遽ここで取り上げることにしました。本編よりOPのほうが長いです。(下記動画参照)

感想:ショートアニメ特有のぶっ飛んだキャラや展開は好きなのでその辺りは楽しめました。サクッと見ることができて笑えるところがショートアニメのいいところですね。あとやわにってそんないるものなの!?そして特筆すべきは上記でも述べた通りOPでしょう。本編より長く力が入っているってどういうことなの…と初見では思いましたが慣れてくるとクセになるんですよね、そしてリピートしてしまいました。

ところで、このアニメの主人公・なじむの声優さんは日高里菜さんなのですが、この翌年に放送したアニメ、社畜さんは幼女幽霊に癒やされたい。の幽霊ちゃんとどうしても被ってしまう点がありました。会社が舞台で幼女で声優さんが日高里菜さんってもう幼女幽霊なのでは!?幼女社長で酷使された後に亡霊となり幽霊ちゃんになったと考えれば…なんてどうでもいいことを考えてしまいました。以上個人的な妄想でした。

 

主題歌フルサイズ動画です、アニメではおおよそ半分の尺に短縮されています。あれショートアニメってなんだっけ?

www.youtube.com

 

そして…

<<現在2期:幼女社長R配信・放送中!>>

配信

dアニメストア、ABEMA:2023/7/1 21:00〜 

他各種配信サイト(公式サイト参照)

www.mujina-company.com

放送

AT-X:2023/7/13 22:23〜

テレビ放送はAT-Xのみです!AT-Xについては過去にまとめ記事がありますのでそちらも参考にしてください。

www.at-x.com

 

ベン・トー

放送年:2011年

形態:TVアニメシリーズ

話数:13

ジャンル:コメディ

制作会社:david production

オススメ度:★★★★☆(85/100)

あらすじ:寮に暮らす高校生・佐藤洋はある日晩ごはんを買いに近所のスーパーへと入り半額弁当に手を伸ばした直後、凄まじい戦闘が始まり意識を失う。彼が目を覚ましたときには半額弁当は売り切れていた。たまたまその場にいた同じ高校の生徒・白粉花と出会い、洋たちは何が行われているのか確かめるためスーパーへ通い詰め、<氷結の魔女>と呼ばれる女生徒・槍水仙から半額弁当を巡る争奪戦を知り自らも足を踏み入れることとなるのだが・・・。

解説:要するに半額弁当を巡るバトルアニメということです。見どころは半額弁当に対する各人物の執念と二つ名でしょうか。

感想:正直お弁当争奪戦だけでよくここまで表現できたなというのが第一印象でした。毎回作戦を練り、殴り合いのバトルが繰り広げられますが、結局やっていることは半額弁当争奪戦でしかないということで、バカバカしいことを真面目にやっていることが面白く感じました。12年前の作品ということもあり今と物価が違う点にも注目です。この価格でお弁当が買えて懐かしいという今見るとどこかノスタルジックに感じてしまうところもありました。文字にするとくだらないけどそこには真剣勝負が繰り広げられる、画面に釘付けになること間違いなしです。

 

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

放送年:2022年(2022年秋アニメ)

形態:TVアニメシリーズ

話数:13

ジャンル:異世界、アクション

制作会社:EMTスクエアード

オススメ度:★★★★☆(80/100)

あらすじ:勇者と共に魔王討伐を目指すビーストテイマーのレインはある日、仲間から役立たずの烙印を押されパーティーを追放されてしまう。自由に生きようと冒険者の道を選んだレインは試練中、魔物に襲われている最強種のひとつである猫霊族のカナデに遭遇し助けようとするも、彼女は敵を瞬殺してしまう。

「私を使役してみる?」

最強種の猫耳少女と契約したレインは冒険者として新たな人生を歩み、レインの能力に気づく勇者パーティーや新たな最強種と出会い・・・。

解説:作品のポイントは勇者パーティーの動向、レインの能力と彼と契約した最強種達のレインや街の人に対する感情の変化に注目です。

感想:作品名であらすじを語ってしまうタイプのなろう作品なのですが、実際はまあタイトルのとおりです。カナデやタニアを始めとした最強種達が敵をなぎ倒していく痛快アクションは、お約束とはいえ見ていて爽快です。12話のホライズンの危機のときも、各キャラの個性を十分に活かせた描写が出来ていて街を救うシーンなんかは見どころでしょう。そしてニーナの能力の初披露とつながり解決へ導くシーンはスムーズで見ていて飽きませんでした。またこの手のアニメにありがちなヒロイン達のチョロさ主人公へ惚れ惚れして顔を赤らめる場面なんかもベタとはいえ面白いですよ。あれ、最強種って1種類じゃないの!?

そして忘れてはいけないのが、このアニメのキーのひとつとなる勇者パーティーです。1話では追い出されて5話で再会しあることから対決するも、カナデとタニアにボコボコにされるシーンは誰が見てもスッキリしたのではないでしょうか。そしてそれが勇者闇落ちの幕開けとなるのはまた別のお話となりますが、それにはどうやら2期を待たなければならないようです。最終話で勇者パーティーが街の危機に助けに来なかったがために、食べ物を売ってもらえず逆に街を追放されるシーンはスカッとする反面これから起こる勇者闇落ちを示唆していたと思います。

お約束の展開が続くとはいえ、カナデを始めとしたキャラの可愛さや敵をワンパンしていく痛快アクションなんかはスカッと見ることができ、週末に頭空っぽにして見るには最適の作品だと思います。

 

 

2023年春アニメ感想

2023年春アニメも終わりましたので、例のごとく感想をサクッと書いていこうと思います。高尚な文章は書けないので薄っぺらいかもしれませんがそこはご愛嬌。

 

 

はじめに

対象は2023年4月に放送開始し、同年6月ないしは7月に放送終了した作品です。例によってあらすじと解説は省略させていただきます。今期は28作品視聴しました。

オススメ度に関しては以下の通りとなります。点数に関しては話の内容、構成、キャラクター、作画、主題歌等を勘案してつけてます。目安のひとつに過ぎません。

★★★★★・・・90点以上。傑作。私個人が推す絶対に見て欲しい作品です。見て後悔はさせないくらいには自信を持ってオススメできる作品。

★★★★☆・・・80〜89点。名作。★5つとまではいかないけど、見て面白かった、ハマってしまったアニメで推していきたい作品が対象。

★★★☆☆・・・60〜79点。良作、佳作。名作とまではいかないけど、それなりに見れる、楽しみにしていた作品はこちら。70点台は良作、60点台は佳作・凡作とします。

★★☆☆☆・・・40〜59点。普通かそれ以下の作品。このあたりになると途中で切る場合があるのであまり取り上げることはありません。

★☆☆☆☆・・・20〜39点。個人的に微妙だと感じた作品。★2つと同じく途中切りするケースが多いため事情がない限りは見たり取り上げないと思います。

☆☆☆☆☆・・・20点未満。駄作はこちら。また評価対象外で見るまでもないと判断した作品なので基本は取り上げません。

 

 

あくまでも個人の意見です!

※ネタバレを含む場合がありますので注意

 

作品一覧

久保さんは僕を許さない

話数:12話

ジャンル:学園、ラブコメ

制作会社:PINE JAM

オススメ度:★★★★☆(89/100)

冬アニメとして開始してから半年、ようやく、ようやく完走しました。4月にリスタートし6月に完結したため春アニメになってしまいましたね。

それはさておき、7話以降も変わらぬ面白さとニヤニヤが止まりませんでした。白石君と久保さんの距離がどんどん縮まるけど、どこかもどかしい感じは高校生ならではという感じでしょうか。毎回毎回壁に穴が空くくらいイチャイチャしやがって…。最終話Bパートの演出にすべてを持っていかれました。詳しくはネタバレになるので避けますが絶対に後悔しないので見てくださいね!

 

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

話数:11

ジャンル:ダークファンタジー、バトル、時代劇

制作会社:ufotable

オススメ度:★★★★☆(83/100)

もはや語るまでもない人気シリーズ。丁寧で細部まで作り込まれた作画と王道の敵を倒すストーリーがつまらないハズがありません!ただし話題性では推しの子に若干持っていかれた感もあるかもしれません。これを今期のオススメにするのはどこか負けた気がするという逆張りと、今更オススメするまでもないという考えから選定してません。

 

彼女が公爵邸に行った理由

話数:12

ジャンル:恋愛、ファンタジー、ミステリー

制作会社:颱風グラフィックス

オススメ度:★★★☆☆(71/100)

1クールという短い尺では伏線回収しきれていませんでしたね。ただの恋愛モノとして見れば上々の出来ですが、ミステリーとして広げた風呂敷をたたむにはもう少し時間が必要なようです。しかしそれでも見ていて飽きないため連続で見ることをオススメします。実際にAT-Xでは最終回直前に1-11話無料一挙放送を実施していました。

 

くまクマ熊ベアーぱーんち!(2期)

話数:12話

ジャンル:異世界転生、アクション

制作会社:EMTスクエアード

オススメ度:★★★☆☆(76/100)

1期に引き続きユナがワンパンで解決する内容ですが、今期は比較的シリアスな作品が多くこういう日常含めたほのぼのしたアニメは割りと貴重だったんですよね。なので相対的に評価が上がりました。フィナとか他のキャラもかわいいしゆる〜く見るにはちょうどいいブレイクになりました。

 

ワールドダイスター

話数:12

ジャンル:演劇、ファンタジー

制作会社:Lerche

オススメ度:★★★★☆(88/100)

演劇を主とした作品です。センスという個々のスキルを発して演劇の才能を見出し観客を引き込ませるのですが、これが上手くマッチしていて作品がより面白く引き立てられていました。1話の時点でここな以外に静香が見えないという描写では、変なカルトアニメにならないといいなと思っていたのですが、そんなことはなく、二人の絆が的確に表現され自然にストーリーに溶け込めていけたことは良かったです。あとはカトリナがここなに堕ちていくのが良かった。

 

天国大魔境

話数:12

ジャンル:SF

制作会社:Production I.G

オススメ度:★★★★☆(82/100)

原作が未完だからか、アニメも半端なところで終わってしまったことは残念でした。しかしながら、作品事態はよく出来ていて、丁寧に作り込まれた背景や作画、次はどうなるんだろう?と思わせる展開や設定にはまり込んでしまいました。原作が続いてるということで、変なアニオリでけりをつけるのではなく、敢えて伏線を残したまま終わらせるのもまあアリなのかな?なんて思いました。ぜひ完結までアニメ化してほしいですね。

 

地獄楽

話数:13話

ジャンル:時代劇、アクション

制作会社:MAPPA

オススメ度:★★★★☆(80/100)

2期制作決定というわけでまあそうだよねという終わり方をしたので当然でしょう。話の展開がちょっとゆっくり過ぎたのは個人的に伸び過ぎてマイナスだったのですが、それを気にならないほどのクオリティを誇っていたと思います。SAN値が下がる敵キャラや描写がやや猟奇的ですが、それが気にならなければオススメです。

 

江戸前エルフ

☆2023年春アニメオススメ作品☆

話数:12

ジャンル:日常、コメディ

制作会社:C2C

オススメ度:★★★★★(94/100)

今期のダークホース枠でした。ただの日常系コメディかと思いきやじんわりと感動するシーンもあり、それがごく自然に導入されている流れは流石としか言いようがありません。最終回もAパートでは耳弓祭の場面で小糸が弓を射るところをエルダが体を張ってフォローするといういい流れを見せて、Bパートではいつもの日常回で終わらせるという構成でしたが、これがまた構成が素晴らしいと思いました。このBパートは、今後もずっと続いていく日常を示唆していてこの作品の方向性を上手く示せていたのかなと思います。

今期はくまクマ熊ベアーでも述べましたがダークな作品が多く、AT-Xで視聴すると火曜日のラインナップが重い作品ばかりでしたので、一日のシメとしてはいい清涼剤になった点が、より作品の評価を上げたのではないでしょうか。TBSで見ても多分同じでしょう。

 

マイホームヒーロー

話数:12話

ジャンル:サスペンス

制作会社:手塚プロダクション

オススメ度:★★★★☆(85/100)

アニメの枠を超えたサスペンスでした。実写でやっても謙遜がないレベルです。哲雄よりもサイコでヤバいのは妻の仙歌だった。途中このアニメはどこへ向かってるのだろうかと思う場面もありましたが、延人を殺害してからの頭の回転の速さは手慣れすぎていて、半グレ集団と鳥栖夫妻のスレスレのやり取りは見ていてハラハラして面白かったです。アニメに抵抗がある人でもサスペンス好きな人なら見れる作品でオススメの一つです。

 

アリス・ギア・アイギス Expansion

話数:12話

ジャンル:SF、コメディ

制作会社:ノーマッド

オススメ度:★★★☆☆(77/100)

原作をプレイしたことないので比較ができず一概には言えないのですが、11話以降のシリアス展開は不必要だったと感じました。序盤は令和のギャラクシーエンジェルとか言われるほどギャグに徹していたのに、終盤でまさかの路線変更には戸惑いました。どうせなら最終回までギャグに徹して欲しかったというのが本音です。ただ10話までのコメディは原作をプレイしていなくても十分に楽しめる内容で、時間があっという間に過ぎていっただけに最後がちょっと引っかかってしまいましたが、何も考えずに見ることができるアニメですので、私のように原作未プレイでもある程度は楽しめるかと思います。

 

女神のカフェテラス

☆2023年春アニメオススメ作品☆

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:手塚プロダクション

オススメ度:★★★★★(91/100)

神奈川県の三浦海岸にあるカフェを舞台にしたアニメ。ぽえむという実在する喫茶店がモデルだそうです。瀬尾公治氏のマンガが原作なのですが、開始数分ですぐ瀬尾公治ワールドが展開されていてわかりやすかったです。主人公(男)が家に訪れてメインの女の子が数人一気に現れてしかもお色気全開というお約束の展開でした。お色気全開で往年の深夜アニメを見ている気分になれたのですが、シリアスで感動するシーンはキチンと描かれていたりと、メリハリはありました。まあ結局は白菊が酔っ払って全裸になったり、海の家の水着回を始めとしたお色気シーンが多くて良い目の保養になったかなというところです。お色気抜きにしてもカフェを守ろうとするファミリアのメンバーとのやり取りはキチンと芯があったと思います。

2期も決定していますのでまだ登場していないキャラ達の出演が楽しみですね。また、上記でも述べたように三浦海岸が舞台で、都心から京浜急行で1時間程度でアクセスできるため、聖地巡礼も良いかもしれません。

 

スキップとローファー

☆2023年春アニメオススメ作品☆

話数:12話

ジャンル:学園、青春

制作会社:P.A.WORKS

オススメ度:★★★★★(90/100)

久しぶりにギスギスしない青春学園ドラマを見た気がします。主人公の美津未ちゃんがとにかくいい子で、まっすぐで純粋なところが周りの人物の心情も動かされていくのでしょう。この作品の空気感って独特で、多少の暗い部分も美津未の持ち前のポジティブさで解決に持っていける点はうまく学園ドラマを表現できていたと思います。それによって背中を押された志摩君を始めとした取り巻きの人間も、徐々にネガティブ思考が消えていく点も注目です。ちなみに美津未の出身地、イカ島町は石川県珠洲市蛸島町で下記の君は放課後インソムニアと合わせて、AT-X放送時は放送枠が連続してて能登半島アワーでした。

 

君は放課後インソムニア

☆2023年春アニメオススメ作品☆

話数:13話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:ライデンフィルム

オススメ度:★★★★★(90/100)

能登半島アワー後編。前評判は聞いていたものの実際見ると期待値以上の出来栄えでした。作画もよく、作中流れる雰囲気も含め丸太と伊咲の関係もよく表現できていたと思います。能登半島が舞台で実際の観光地や駅等が出てきますので聖地巡礼にも向いています。いい感じに質アニメでしたのでぜひ視聴して欲しい作品のひとつです!

 

BIRDIE WING -Golf Girl's Story-(2期)

話数:12話

ジャンル:スポーツ

制作会社:BN Pictures

オススメ度:★★★☆☆(73/100)

1期の続きなのでOPも変更はありませんでした。連続2クールでやってくれたほうが見ごたえあった気がします。色々と重要な設定が明かされたり大会のシーンがアツかったりと十分面白くゴルフアニメという珍しいジャンルを開拓してくれた点は評価すべきと思います。

 

この素晴らしい世界に爆焔を

話数:12話

ジャンル:異世界、コメディ

制作会社:ドライブ

オススメ度:★★★☆☆(70/100)

この素晴らしい世界に祝福を!のスピンオフでめぐみんを主人公に構えた作品です。やはりカズマがいないとツッコミ不在で物足りなく感じてしまいますが、作品自体のポテンシャルもあって楽しめました。全員がボケとツッコミをこなすのはちょっと無理があったかなと思いました。ちなみにエクスプロージョンの音は、7.1chサラウンド環境で聞いてみたいくらい臨場感がありました。

 

 

転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒

話数:12話

ジャンル:異世界転生

制作会社:EMTスクエアード

オススメ度:★☆☆☆☆(35/100)

正直ここまでテンプレしかない話をよくできたと思う。全てにおいてどこかで見た展開しかなく、目新しさが全く感じられなかった点が残念。何よりキツかったのは、主人公のイキリ具合が見てて痛かった点でした。こういう感じが好きな人なら楽しめるけど、この手の作品はすでに飽和状態だから一捻りどころか三捻りは欲しいかなと思いました。AT-Xではこのアニメの後がわたゆりだったから流れで見てたけど、そうじゃなければスルーしてたかもしれません。良い点を挙げるとしたら、キャラがかわいいこととOPの走り方でしょうか。

 

私の百合はお仕事です!

☆2023年春アニメオススメ作品☆

話数:12話

ジャンル:百合

制作会社:パッショーネ

オススメ度:★★★★★(93/100)

リーベ女学院という学園を設定にしたコンカフェのお話。百合だから脳死であら^〜だのキマシタワーだろ…と軽い気持ちで考えていたらそんなことはなく、むしろ従業員の人間関係のドロドロさが重くのしかかって来ました。このドロドロさが苦手な人には合わないと思いますが、こういう人間関係の拗れが好きな私にはピッタリの作品でした。登場人物もかわいいしね。仲直りしようとしたり、ある人物を矯正させようとするも関係がより拗れて、沼にハマる展開でしか得られない栄養素もあるんですよね。一部を除いて、本当に”百合はお仕事”であり、人間関係のギスギス感と話の構成が昼ドラばりの展開で見てて続きが気になりました。人間ドラマを楽しみたいならこの作品がオススメです!

 

アイドルマスターシンデレラガールズ U149

話数:12話

ジャンル:アイドル

制作会社:CygamesPictures

オススメ度:★★★☆☆(75/100)

アイマスは私自身触れていないためキャラの詳細までは知らなかったのですが、そんな私でもこのアニメを楽しむことはできました。決して小さい子が好きとかそういうことではなく、普通に話の展開がよく出来ていました。ただライブやって終わり…ではなく、きちんと各キャラの苦悩や葛藤を映し出してそこからプロデューサーとどう解決していくかがよく描けていました。ロリコン向けとか言われていますが決してそんなことはなく、誰でも見て感動すると思います。まあ実際コメント見るとロリコン向きな気がしましたが…。

自分自身がこのコンテンツに関わっていてハマっていれば間違いなく★5つはいったかなという感じの出来でした。

 

ぐんまちゃん(2期)

話数:13話

ジャンル:日常

制作会社:アセンション

オススメ度:★★★☆☆(67/100)

群馬県も製作に関わるアニメぐんまちゃんまさかの2期!話の内容は1期に引き続きカオスほのぼのとしていましたがパンチはより効いていたと思います。そして当然のようにある公営ギャンブル回もまた見どころです。(2期7話)

AT-Xで視聴していましたが、23:30という子どもに見せる気のないAT-Xらしい時間が逆に落ち着いて見ることができ、一日のラストにふさわしく感じました。ちなみにAT-Xではカットされたシーンはありませんでしたが、BSフジでは一部セリフが不適切と判断されカットされていました。

 

【推しの子】

話数:11話

ジャンル:アイドル、恋愛、ミステリー

制作会社:動画工房

オススメ度:★★★★☆(86/100)

※1話のみ★★★★★(95/100)※

1話は90分拡大という気合いの入れようでした。1話だけ見れば文句なしで★5つだったのですが、2話以降がただの芸能界アニメとなっていたのがちょっと引っかかりました。それが悪いというわけではなく、もちろん惹かれる面白さはありましたが、1話ラストのミステリー展開をもう少し進展して欲しかったのが本音。それは2期を見ろって話なのでしょうが、如何せん話のインパクトが弱かった気がします。そんな今作ですが、話全体のクオリティは高く、話題になるのも頷けます。1話はさながら劇場版のクオリティ(実際映画上映もされた)で、ただの厄介オタクがアイドルの子どもに転生しただけか…と思ってた予想をラストでいい意味で裏切ってくれました。これ3分割で3話構成なら間違いなくここまで話題にならなかったと思うんですよね。

動画工房が製作の今作は、ダンスシーンが丁寧に作られていておさまけって一体何だったんだろうと思わずにはいられません。トラウマのダンスシーンが克服できて良かった!

とにかく春アニメの話題に乗りたいならこのアニメはマストです!

 

異世界ワンターンキル姉さん 〜姉同伴の異世界生活はじめました〜

話数:12

ジャンル:異世界転生、コメディ

制作会社:月虹

オススメ度:★★★☆☆(71/100)

1話の時点では「はいはいまた異世界転生モノね」とスルー寸前のところまでいったのですが、結論実際1話はテンプレもいいところでしたがスルーしなくて良かったです。このアニメ中々いい意味で狂ってるんですよね。姉の真夜が重度のブラコンでこれとキルマリアのキチガイ度がどこかツボに嵌ってしまった。話自体はまあありがちな内容には変わりないのですが、登場人物が全員頭のネジ数本外れてるところが他の異世界転生よりは一線を画していたと思います。そして何よりOPEDが中毒性が高いことも評価の一つ。華麗ワンターンのノリの良さが好きだったので途中でOP変えないで欲しかったなぁ…。EDも謎の中毒性があり必見です。

 

六道の悪女たち

話数:12

ジャンル:学園、不良

制作会社:サテライト

オススメ度:★★★☆☆(68/100)

久しぶりに懐かしいヤンキー漫画を見た気がします。悪女たちが六道君に惚れるところは他の不良系マンガとは一線を画しており、そんなにべた惚れするんかと思うほどでした。この設定に頼り切らず六道君の意思や根性で話が進む点も良かったです。

 

おとなりに銀河

☆2023年春アニメオススメ作品☆

話数:12

ジャンル:恋愛、ファンタジー

制作会社:旭プロダクション

オススメ度:★★★★★(93/100)

甘々と稲妻の作者・雨隠ギド氏の漫画で、同時期にNHKで実写ドラマも放送されていたこの作品。序盤の棘を抜くシーンを始めちょっと無理があるだろだとか、話の流れゆっくりすぎるだろ…とも思ってしまいましたが、間違っていたのは私の方でした。SFファンタジーと恋愛の融合で、ファンタジーに全振りしていない点がすんなりと受け入れることができて見ていて苦じゃなかったです。そして、この作品は急展開で話が進むというよりは、久我一郎と五色しおりの二人の関係が少しずつ進展していくという点では、展開がゆっくり進んでいくことは合点がいき、静かに進む落ち着いた感じがこの作品を象徴していて良かったのではないでしょうか。学園のラブコメとはまた違った作風を楽しめること間違いなしです!春アニメ何見ればいいのかなって思った人にはぜひ見て欲しい作品の一つです!

 

山田くんとLv999の恋をする

話数:13話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:マッドハウス

オススメ度:★★★☆☆(74/100)

ラストでキチンと好きと告白できた点は、濁さずにいい最終回を迎えることができたので良かったです。ギャグも挟みつつ真面目なところはキメる今作はさすがのマッドハウスと言いますか、キチンと作られていたと思います。茜が聖人なお陰で瑠奈ちゃんが救われたりといい具合にギスギス成分が抜けて解決できていた点はご都合主義とはいえいい感じに作用していたのではないでしょうか。

 

異世界召喚は二度目です

話数:12

ジャンル:異世界転生

制作会社:スタジオエル

オススメ度:★☆☆☆☆(30/100)

視聴者は二度目ではありません!と思うような展開や構成で、まあお約束のなろうなので私の肌には合わなかったのが現実。ピークは3話のイカリング回で、これはツイッターのトレンドにも載りましたが、本当にこれしか印象に残っていません。特徴的なのは深夜アニメにしては珍しくOPEDに歌詞が表示されていた点でしょうか。

 

 

僕の心のヤバいやつ

話数:12

ジャンル:学園、青春、ラブコメ

制作会社:シンエイ動画

オススメ度:★★★★☆(87/100)

中学生特有の感情がよく表現できていたと思います。京太郎の挙動ってどこか見ていると体が痒くなるくらいリアルなんですよね。5話のミルクティーから一気に距離感が近づいてきますが、一気には行かず回を重ねるごとに二人の関係が深くなっていく点は見ていて青春だなぁと思いました。2期もあるので今後どこまでいけるか気になりますね。原作読めって話ですけど。

 

東京ミュウミュウ にゅ〜(2期)

話数:12

ジャンル:ファンタジー、ラブコメ

制作会社:ゆめ太カンパニーグラフィニカ

オススメ度:★★★☆☆(64/100)

安定の作りではあるのですがどうもイマイチハマりきれなかったのも事実で、1年間隔を開けるなら連続でやって欲しかった。2期ではよりキャラを深掘りしていて中々見ごたえがあり、終盤はご都合主義とはいえ最後のMy sweet heartですべてを持っていった感じはありましたがうまくまとまっていたと思います。Smewthieの新人声優さん5人も2期で演技力が向上したように感じ1期よりは棒読みが減ったかと思います。

 

神無き世界のカミサマ活動

話数:12

ジャンル:SF

制作会社: studioぱれっと

オススメ度:★★★☆☆(69/100)

とりあえず内容がひどい!いい意味でひどい!というのが第一印象。いい感じにメインの登場人物が狂ったキャラを突き通してるのもポイントです。そして中盤からの下ネタの連続は地上波ではギリギリの内容ではないでしょうか。いっそAT-Xで視聴年齢制限かけて吹っ切れたバージョンでもやって欲しかったと思いました。放送延期も製作の都合もあるとは思いますが(実際延期前の話がドット絵多数や作画がおかしい箇所多数あり)、内容の精査もあったのでは?と思わざるをえません。

 

まとめ

今期は豊作でした。私がここまでの本数を見るというのは中々なく、そのくらい面白い作品が放送されたということでしょう。実際★4つ以上が多いのがその証拠だと思います。

鬼滅の刃が放送されてそれ一強かと思いきやすべての話題を推しの子が掻っ攫っていった形となりました。本数が多すぎて何から見ようと思った人はとりあえず話題作の鬼滅か推しの子、ここで取り上げた作品でオススメ作品をチェックしておけば間違いないと思います。あとは合う合わないは個人の感性なので…。来期もいいアニメライフを送りたかったのですが、Twitterの仕様変更によりリアルタイム実況ができない状況になってしまいました。それでも視聴はできますので楽しく見ていこうと思います。

 

 

 

おまけ

突然ですが・・・

☆2023年上半期アニメランキング☆

上半期個人的に好きなアニメトップ5です。簡単に選定理由を述べます。

1位:江戸前エルフ(2023年春アニメ)

選定理由:日常アニメの中でもじんわりと感動するシーンがごく自然と流れ、それがエルフの寿命を思わせる永遠と続く、笑えて、感動できる日常を思わせる見ていて飽きない作りがこの作品世界にハマり無駄なシーンもないためトップに選定。

2位:転生王女と天才令嬢の魔法革命(2023年冬アニメ)

選定理由:百合を自称するに恥じないアニスフィアとユフィリアの関係性を全話通して丁寧に描かれていた点と、肉体関係だけではなく信頼関係からくる絆という百合をしっかりと表現できていた点から選定。

3位:おとなりに銀河(2023年春アニメ)

選定理由:ラブコメの中でもゆっくりと確実にお互いの距離が近くなっていく大人のラブコメが見ていて安定していたため選定。急展開に物事が進むのではなく、ゆっくりと時間を掛けて流れる点は他の作品とは一線を画していて、この作者の作品にハズレはないと確信したまであります。

4位:Buddy Daddies(2023年冬アニメ)

選定理由:成り行きでなってしまった家族とはいえ、その絆の強さをしっかりと表現できていて、ラストの10年後のエピソードにやられました。殺し屋よりもほのぼのとした親子のやり取りが多い点が無理なく見ることが出来たため選定。

5位:女神のカフェテラス(2023年春アニメ)

選定理由:お色気全開の目の保養枠なのは確かですが、その展開を全力でやりきっている点(謎の光は見逃します…)、一方でおばあちゃんのカフェを守るというメイン人物の意志のブレなさからギャグとシリアスがいい塩梅に感じたため選定。

 

以上が2023年上半期アニメランキングでした。年間ランキングは12月末にまた10選でも取り上げようと思います。ここにランクインされているからといって年間にあるとは限らないかもしれません。

繰り返しますが、あくまでも私個人の感想なのでそこはご了承ください。

 

 

おわり

 

最近見たアニメ感想:6月分(Part8)

今月はこれ!

 

 

評価基準について

今まで作品紹介の最後にオススメ度を書いていましたが、直感で書いているため点数と星の数が合わないことがありましたので、以下のように統一します。でも結局こういうのって直感で決めちゃうよね。また、今月からは各作品のジャンルを記入します。細かく定めていないので大まかにとらえてくださいね。

オススメ度に関しては以下の通りとなります。点数に関しては話の内容、構成、キャラクター、作画、主題歌等を勘案してつけてます。目安のひとつに過ぎません。

★★★★★・・・90点以上。傑作。神作品。私個人が推す絶対に見て欲しい作品です。見て後悔はさせないくらいには自信を持ってオススメできる作品。

★★★★☆・・・80〜89点。名作。★5つとまではいかないけど、見て面白かった、ハマってしまったアニメで推していきたい作品が対象。

★★★☆☆・・・60〜79点。良作、佳作。名作とまではいかないけど、それなりに見れる、楽しみにしていた作品はこちら。70点台は良作、60点台は佳作・凡作とします。

★★☆☆☆・・・40〜59点。普通かそれ以下の作品。このあたりになると途中で切る場合があるのであまり取り上げることはありません。

★☆☆☆☆・・・20〜39点。個人的に微妙だと感じた作品。★2つと同じく途中切りするケースが多いため事情がない限りは見たり取り上げないと思います。

☆☆☆☆☆・・・20点未満はすべてこちら。駄作はこちら。また評価対象外で見るまでもないと判断した作品なので基本は取り上げません。

 

かくしごと(TVアニメ)

放送年:2020年 TVアニメシリーズ

話数:12話

ジャンル:コメディ、ホームドラマ

制作会社:亜細亜堂

オススメ度:★★★★★(94/100)

あらすじ:下ネタマンガを描いている後藤可久士は娘を溺愛していた。娘に自分の仕事が知られたら、娘に嫌われたり、学校でいじめられたりしてしまうのではないかという心配から職業を隠していた。漫画家という「かくしごと」を抱えながら父・後藤可久士とその娘・姫とのドタバタな日常が続いていくのでした。

解説:1話の冒頭では18歳になった姫のシーンから始まります。これは最後まで見ていくとわかります。要は最後まで見ろってことです。「かくしごと」のダブルミーニングに関してはその冒頭でも触れているため省略します。

感想:10話まではコメディ調で見てて笑いつつもどこか温まるストーリーで楽しく見れました。11話からシリアスを覗かせつつ(実際は10話まででも伏線はあった)最終話で今までの回想や伏線が回収されるシリアス調でしたが、その最終話にやられました。ここで最終話の内容を書くとネタバレになるため避けますが、1話冒頭やそれまでの18歳の姫のシーンが理解でき、感動すること間違いなしです。全編通してギャグとシリアスがうまい具合に描かれていてバランスが取れていたと思います。父親の後藤可久士は下ネタマンガを書きますが、本編では露骨な下ネタギャグはなく、誰にでもオススメできる作品でしょう。

 

 

劇場編集版かくしごと ―ひめごとはなんですか―

公開年:2021年

上映時間:78分

ジャンル:コメディ、ホームドラマ

制作会社:亜細亜堂

オススメ度:★★★★★(92/100)

あらすじ:上記TVアニメ版を参照

解説:テレビアニメ版かくしごとの再編集版です。最後は新規のカットがあります。

感想:再編集版なので基本的な感想は上記テレビアニメ版と同じですが、短い時間でうまくまとまっていたと思います。そして最後の新規カットでEDテーマの「君は天然色」の意味がわかりますので、総集編だからといってスルーせずにぜひ見てみてくださいね。

 

true tears

放送年:2008年 TVアニメシリーズ

話数:13話

ジャンル:青春、ラブコメ

制作会社:P.A.WORKS

オススメ度:★★★★★(96/100)

☆今月のオススメ☆

あらすじ:絵本作家を目指す仲上眞一郎は、両親を亡くし仲上家に引き取られた同じ高校に通う湯浅比呂美と両親の4人で暮らしている。ある日眞一郎は学校の裏庭の木に登って降りられなくなった石動乃絵と出会う。彼女はとある過去の出来事から涙を流すことができなくなったようだ。眞一郎は彼女の突拍子もない行動になぜか不思議な魅力を感じていき、この乃絵との出会いをきっかけに、比呂美を始めとした周りの人物との関係や、自分自身の本心の変化が生じていく。

解説:P.A.WORKS初の作品であり原点にして頂点です。富山県南砺市を舞台にした青春群像劇であり、P.A.WORKSはここから知名度を一気に上げました。私が心からオススメする作品の一つであり傑作です。

感想:それぞれの感情がアニメの枠にとどまらずリアルに表現されていたと思います。1話からある慎一郎の比呂美に対する感情が回を重ねるごとに、他人と関わりを持つことで自分の本心に改めて気づくのでした。でもそれって乃絵のおかげでもあるこの話は、単純に勝ち負けのレベルではないのだと思います。このアニメの見どころは、青春時代にありがちな各人物が抱える思春期特有の葛藤にもあります。特に中盤にかけて人間関係が拗れてきますが、それもよく見ると高校生特有の若さから来てるモヤモヤ感であり、自分の本心に気づいたとき、それを告白するときなどの描写がよく描かれていました。最近は淡白というかこういうドロドロした人間関係を描く作品が少なくなってきているので、青春モノでシリアスな人間ドラマを見たいならまさにこの作品はオススメできるくらい、P.A.WORKSの原点にして頂点でしょう。

 

魔法少女プリティサミー(TVアニメ版)

放送年:1996年 TVアニメシリーズ

話数:26話

ジャンル:魔法少女、ファンタジー

制作会社:AIC

オススメ度:★★★★☆(88/100)

あらすじ:魔法の国ジュラルへイムでは女王の代替わりの時期を迎えていた。残った候補は、頭の中がお花畑の津名魅と政治を真っ当に考える裸魅亜の2人だったが、選ばれたのはまさかの津名魅。そして津名魅は最終試験として、地球で同じ魂を持つものに魔法の力を与え、平和に導くことを命じられる。そこで選ばれたのは普通の小学生・河合砂沙美であり、彼女は魔法少女として活躍しなければならなくなった。結果が気に食わない裸魅亜は、砂沙美に刺客であるピクシィミサを送るのだが、なんとそれは砂沙美の親友・美紗緒だったのだ。

解説:人気シリーズ天地無用!の登場人物である砂沙美を主人公としたスピンオフ作品です。天地無用!のキャラクターも一部登場しますが全く別物でありシリーズを知らなくても楽しめる内容となっています。ちなみにTV版は天地柾木が全く出演しません。

感想:基本的にドタバタコメディチックな中身で、見てて笑えるシーンが多くあっという間に26話見終えてしまいました。各回おバカな展開が多いのですが、全力でそれをやり切っているので見ていて苦ではありませんでした。正直展開はありきたりで王道な内容なのですが、それが気にならないほどにはキチンと作られていたと思います。最終回もテンプレ的なハッピーエンドでしたが、落とし方としては奇をてらいすぎずに良くまとまっていました。90年代の作品でスピンオフの先駆けとも言える本作は正しくその役割を果たしたと言えるでしょう。大体天地無用!って大人の女性がたくさん出演するのにも関わらず、人気があるのが少女である砂沙美という点は、いつの時代もオタクの嗜好は変わらないんだなと思ってしまいました。実際砂沙美はかわいいんだけどね。規制が緩いこの時代ならではのギリギリ感がまた良かった。

そして砂沙美と美紗緒の友情も素晴らしいもので時代が時代ならあら^〜とか言われてたんでしょうか?

プリティサミーは2023年現在dアニメストアで視聴可能です。ぜひチェックしてみてくださいね。

animestore.docomo.ne.jp

 

彼女、お借りします(1期)

放送年:2020年 TVアニメシリーズ

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:トムス・エンタテインメント

<<2023年7月〜 3期放送決定!>>

オススメ度:★★★☆☆(74/100)

あらすじ:大学生の木ノ下和也は初めてできた彼女にたったの1ヶ月でフラレた衝動からレンタル彼女を申し込む。当日現れたのは容姿端麗なレンタル彼女・水原千鶴だった。彼女としての立ちふるまいが完璧な千鶴に惹かれる和也だが、2回目のレンタルで過去にフラレたいらだちから千鶴に八つ当たりをしてしまい、千鶴の怒りは爆発してしまう。そんな矢先、和也はおばあちゃんが倒れたとの連絡を受け病院へ行くが、思わず見栄を張ってしまい、一緒にいた千鶴のことを彼女と紹介してしまう。

解説:レンタル彼女という恋人代行サービスをメインにしたラブコメです。見どころは千鶴と和也の心境の変化でしょうか。あとEDの動き。

感想:嘘に嘘を重ねていった結果こうなるよねって感じの結末でした。当然の結果というかまあそうだよねとしかなりませんでした。最初はちょっと和也が純粋すぎて痛いなとも思ってたのですが、千鶴のことを知り好きになっていくところは多少なりとも成長したのかな、なんて思ったりもしました。まあこういう純粋でまっすぐなところが和也らしくていいのでしょうけど。登場人物みんなイジワルなんでそこの駆け引きが楽しく見れる作品でした。

 

彼女、お借りします(2期)

<<2023年7月〜 3期放送決定!>>

放送年:2022年 TVアニメシリーズ

話数:12話

ジャンル:ラブコメ

制作会社:トムス・エンタテインメント

オススメ度:★★★☆☆(75/100)

あらすじ:上記1期を参照

解説:上記作品彼女、お借りします!の続編。和也と他4人の彼女達との距離感や駆け引きが1期よりパワーアップしています。

感想:1期の続きで安定した面白さだったので特筆すべき点もあまりないのですが、最終話の和也の決意を見てそう繋がりここで終わりか!となりましたね。和也も1期に比べれば痛いところも減ってきていてその点は見やすかったかな。でもまだくっさいけど…。そして麻美が絡むと一気に重くなるこの作品、いよいよ本性現したね。でも麻美っていい元カノムーブしてると思うんですよね。自分から振っておいてでも和也のことは気になるし、千鶴達のことを詮索するあたりは、この作品のいいスパイスとなっていたのではないでしょうか。もっとも千鶴がレンタル彼女でなければここまでにはならないと思うのですが、それではこの作品が破綻するためそのツッコミはなしの方向で…。

☆彼女、お借りしますは2023年7月より3期放送します!dアニメストアで1期・2期共に配信していますので今からでも追うことができます!

☆3期放送スケジュール☆

TBS系列(全国ネット):2023年7月7日 25:23〜

AT-X:2023年7月18日 22:00〜

詳しくは↓

kanokari-official.com

 

 

それでも歩は寄せてくる

放送年:2022年 TVアニメシリーズ

話数:12話

ジャンル:ラブコメ、学園

制作会社:SILVER LINK.

オススメ度:★★★★☆(86/100)

あらすじ:2人しかいない将棋部では毎日楽しく部長の八乙女うるしと将棋初心者の田中歩が将棋を指している。しかし歩の攻めの姿勢にうるしはタジタジで、将棋だけでなく恋の盤上と盤外の攻防戦が始まる!?

解説:からかい上手の高木さんの作者、山本崇一朗氏の作品です。特徴的な女性キャラのおでこがそのトレードマークです。タイトルの歩は将棋の歩と主人公の田中歩とを掛けているのでしょう。ちなみに、もちろん将棋を知らなくても楽しめますよ。

感想:うるしと歩のやりとりに終始悶絶してしまいました。お互いの距離感が12話丸々使って近くなっていくところはよくできているなと感じ、急ぎすぎずでも進展するところがニヤニヤできて良かったです。OPでうるしのダンスシーンが可愛くて、あとはEDの50センチもうるしの心情をよく表現できた歌詞だと思います。結局何が言いたいかってうるしの表情が一々かわいい!

 

MEZZO FORTE International Version

<R-15版>

発売年:2000年 OVA

話数:1話 54分

ジャンル:アクション

制作会社:アームス

オススメ度:★★★★☆(85/100)

あらすじ:現代よりちょっと先の未来、人型ロボットの実用化などの技術の進歩とは裏腹に治安は悪化し、それに反比例するかのように検挙率は低下していった。外見こそは変わらないが混沌とした街・東京を舞台に合法非合法を問わず危険な仕事を代行する業者、DSAと呼ばれる3人組のグループがいた。そんなDSAの今回の依頼は、プロ野球グループのオーナーであり、桃井グループのトップである桃井桃吉の誘拐を依頼されるが、虐殺行為が好きなグループの跡取り娘・桃実に追い回されることとなり・・・。

解説:梅津泰臣氏が手掛ける痛快アクションアニメです。今回はR-15版のInternational Versionを取り上げます。というのは元々はR-18版で発売されていたものを、性行為のシーンだけカットしたのがこのバージョンなります。

じゃあなんでR-18の方を取り上げないの?とお思いでしょうが、スカパー!衛星劇場で視聴した結果、このR-15版に差し替えられたためです。110度CSではアダルトは放送できず、もしやると総務省に怒られるどころの騒ぎじゃなくなるかも…。元々のR-18版を見るにはプレミアムサービスに加入しなければならず、私の環境では導入できないため断念しました。またこれだけのために専用のアンテナとチューナー導入は見合わないという判断もありました。ちなみにFANZAではR-18版を発売しています。

感想:主人公の一人、鈴木海空来が敵を蹴散らすときの「晩ごはんが食べたかったら動かないでね」という独特のワードが印象に残りましたね。敵をやっつけるときのセリフが晩ごはんって中々ユニークでいいじゃないですか。実はR-15版でも十分楽しむことができ、カットされたエロシーンも数分と短いのでエロ目的でこれを見ると多分損すると思います、いやします。なんせアクションシーンが多く、流血や爪を剥いだりと猟奇的な場面が多くある意味ではR-15のアニメです!そのアクションシーンもヒヤッとする場面はあるものの、基本的に痛快で敵をバッタバッタ蹴散らしていくため見てて爽快です。ちなみに梅津泰臣氏のもう一つの作品、A KITEも同じ感じで猟奇的なシーンが多いと聞きますのでまだ未視聴なためどこかで見る機会を得たいですね。

 

エルフェンリート

<R-15+指定> <※猟奇的な表現注意※>

放送年:2004年 TVアニメシリーズ

話数:13話+特別編1話

ジャンル:バイオレンス、アクション、ハートフルボッコ

制作会社:アームス

オススメ度:★★★★☆(82/100)※猟奇的な表現が平気な人に限る

あらすじ:離島に建つ国立生態科学研究所の地下には厳重に隔離され、拘束された角とベクターと呼ばれる見えない2本の腕を持つ少女がいた。ある日研究所に隔離されていた少女、ルーシーは警備員の隙を突いて逃走し、止めようとする研究所の人間を虐殺していく。脱走を試みるルーシーだったが、対戦車両徹甲弾に被弾し海に落下する。

一方大学進学のため親戚のいる鎌倉に下宿していたユウタは、いとこのユカと共に由比ヶ浜を訪れたところ、浜辺に佇む全裸の少女を見つけるがそれはなんとルーシーだった。記憶喪失で、にゅうとしか喋れないルーシーだが放っておけない2人は保護し、奇妙な共同生活が始まるが・・・。

解説:説明不要の伝説的なグロアニメです。あらすじの時点でお腹いっぱいになった人もいると思いますが、猟奇的なシーンがダメな人は絶対に見ないでください。1話の時点で首が吹っ飛びます。

感想:真っ先に思うことは「グロいなこれ…」でしたが話を見ていくと各キャラの過去の重さはグロさの比ではないくらいエグかったです。猟奇的なシーンで言うと冒頭のキャラがどんどん死んでいく様は、いきなり作品の方向性を示すと考えれば不思議でもなんでもないのです。特に惨いシーンは4話でナナが四肢切断されるシーンでした。「全然痛くないもん!」と強がってはいるけど、ルーシーに何一つ対抗できないところは見ててキツかったです。アニメとはいえグロシーンは見てて目をそらしたくなりますね。一体どういうメンタルでこれが描けるのでしょうか。グロさにどうしても重点がいってしまいがちですが、しかしながら作品の核はしっかりとしておりメッセージ性は全話通して見ると伝わってくると思います。猟奇的なシーンはいけるよって人にならぜひオススメできる作品ですが、万人受けはしないでしょう。

ちなみに、今回はAT-Xで視聴しましたが、もちろん視聴年齢制限つきです。しかも冒頭猟奇的なシーンが含まれるため未成年に配慮してください〜的な内容の注意書きが出る始末。エロ以外で視聴年齢制限がかけられる作品ってコレとひぐらしとHOTDくらいかな?

 

まとめ

今回は王道的なモノからマニアックなOVAと幅広く取り上げてみたつもりです。OVAや80年代、90年代の旧作は凝ってる作風が多く見ていて面白いので今後も定期的に取り上げていこうと思います。話題作はみんな感想書いているため、あまり書く人のいない旧作やマイナーな珍作をここでは扱っていきたいですね。

ちなみに衛星劇場では現在OVA特集を放送しています。Mezzo Forteなんかもここで視聴しました。配信サイトにはない作品ばかりですので、もし興味があればチェックしてみてくださいね。スカパー!プレミアムサービスならR-18版も見れるよ!

www.eigeki.com

 

おわり

 

絶対防衛レヴィアタンで覚える!記念日一覧

皆さんは絶対防衛レヴィアタンというアニメを知っていますか?2013年に放送された作品なのですが、その公式Twitterアカウントがひと癖強く独特で、一部でカルト的な人気を得ています。そこで今回は、このアカウントがまれにつぶやく「今日は〇〇の日なんだもん〜」というツイートをまとめてみました。漏れがありましたら教えてください。また、当たり前ですがこのページはあくまで一個人の趣味なので、公式とは何ら関係はありません。

ちなみに、元旦などの毎年ツイートされている内容は原則最新の日付か、検索して最初にヒットしたツイートを採用しています。

毎月・定期的

9日- 10日

ぎゅう(9)どん(10)の語呂合わせから。

 

25日 プリンの日

2010年オハヨー乳業が制定。プリンを食べて笑顔になって欲しいという思いから「にっこり=25」の語呂合わせを取り25日とした。

www.ohayo-milk.co.jp

 

26日 風呂の日

ゆ、湯気がにゃい!

1985年東京ガスが制定。ふ(2)ろ(6)の語呂合わせから来ています。

www.tokyo-gas.co.jp

 

1月

1日 元旦

一年の計は元旦にありと言いますし、まずはあけおめツイートから。元旦は年のはじめを祝う日です。

各「国民の祝日」について - 内閣府

 

22日 カレーの日

1982年1月22日に全国の学校給食をカレーに統一しようとしたことから、カレーの日に制定されたそうです。詳しくは下記URLを参照。

www.curry.or.jp

 

2月

5日 笑顔の日

ニ(2)コ(5)ニコの語呂合わせから。調べても詳しい団体が出てこなかったので知っている方がいましたら情報提供願います。まあそこまでしなくてもこの辺はすぐ語呂合わせで思いつくと思いますが。

 

14日 バレンタインデー

説明不要のバレンタインデー。その起源は重かったりします。下記URLも参照。

www.meiji.co.jp

 

22日 ネコの日

1987年猫の日実行委員会が一般社団法人ペットフード協会と共に制定。ネコに関するコンテツでは毎年のようにイベントが行われているため割りとメジャーかも。

hugkum.sho.jp

 

25日 シロップの中の人、花澤香菜さんの誕生日

人気声優、花澤香菜さんの誕生日です。

 

3月

4日 絶対防衛レヴィアタンアニメ化発表情報公開日

アニメ化が発表されて下記のアカウント開設につながるのですね。

 

4日 絶対防衛レヴィアタン公式Twitterアカウント開設

おめでとうございます。2013年春アニメのアカウントが軒並み更新停止する中、粛々と更新し続けるレヴィアタンはすごいと思います。

 

4月

6日 絶対防衛レヴィアタン初回放送開始日

まさかこんなに愛されるコンテンツになるとは思いませんでした。

leviathan-anime.net

 

5月

第2日曜日

5月の第2日曜日と決まっているため、毎年日にちが違います。

iroha-japan.net

 

4日 みどりの日

国民の祝日のひとつ。自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む日とされている。

各「国民の祝日」について - 内閣府」

 

5日 こどもの日

国民の祝日のひとつ。こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに母に感謝する日とされている。後半の母に感謝するは知らなかったです。ここから第二日曜日の母の日につながるのでしょうか?

各「国民の祝日」について - 内閣府

 

29日 レヴィアタンの中の人、早見沙織さんの誕生日

人気声優、早見沙織さんの誕生日です。公式HPには書いてなかったけどTwitterにありました。

twitter.com

 

6月

 

第3日曜日 父の日

父の日は、毎年6月の第3日曜日と定められています。

wa-gokoro.jp

 

1日 国際子どもの日

1925年ジュネーブで開かれた子供の福祉世界会議により制定。ちなみに国連の世界こどもの日は11月20日です。

 

1日 麦茶の日

6月1日は衣替えでもあり季節の変わりを感じさせるために、1986年全国麦茶工業協同組合が制定しました。

www.mugicya.or.jp

 

6日 兄の日

1992年兄弟型・姉妹型を研究していた漫画家、畑田国男氏が制定。弟、妹や姉の日もあるそうです。

 

6日 カエルの日

鳴き声がけろ(6)けろ(6)の語呂合わせから。かえる友の会が制定。下記ツイートも参照。

 

10日 ロボットの日

ロ(6)ボット(10)の語呂合わせからきています。制定者等は不明です、知っている方がいましたら教えてください。

 

23日 ヨルムンガンドの中の人、竹達彩奈さんの誕生日

人気声優、竹達彩奈さんの誕生日です。

ayanataketatsu.jp

 

7月

第3月曜日 海の日

国民の祝日のひとつ。7月第3月曜日と定められているため毎年日にちが違います。

各「国民の祝日」について - 内閣府

 

13日 もつ焼きの日

な(7)い(1)ぞう(13)の語呂合わせから日本畜産副物協会が制定。

www.jlba.or.jp

 

8月

1日 水の日

水資源の有限性、貴重さ、水資源開発の重要性を国民の関心を高め、理解を深めるために国土交通省が制定。ちなみにポケモンシャワーズが水の日応援大使に任命されています。

www.mlit.go.jp

 

8日 ヒゲの日

1978年、シック・ジャパンがヒゲの形が漢数字の「八」に似ていることから制定。

www.schick-jp.com

 

9日 マッサージの日

2003年、全日本鍼灸マッサージ師会が制定。鍼灸マッサージ普及のため、はり(8)きゅう(9)の語呂合わせからきています。

www.zensin.or.jp

 

11日 山の日

国民の祝日のひとつで2016年に制定された新しい祝日です。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日とされています。

各「国民の祝日」について - 内閣府

www.env.go.jp

 

16日 バハムートの中の人、喜多村英梨さんの誕生日

人気声優、喜多村英梨さんの誕生日です。

erikitamura.com

 

21日 バニーの日

バ(8)ニ(2)イ(1)の語呂合わせから来ています。Pixiv等では同じ語呂合わせから8月2日もバニーの日とするそうです。

dic.pixiv.net

 

29日 焼き肉の日

1993年、事業協同組合全国焼肉協会が制定。や(8)きに(2)く(9)の語呂合わせから。きは字余りとか言ってはいけない

www.maff.go.jp

 

9月

8日 2020年オリンピックの開催地が東京に決定した日

口調がだいぶ違いますが、この頃はまだシロップがツイートしてるって設定が定まってなかったのかな?ある意味斬新です。この頃はこの後オリンピックを巡る騒動は予想できませんでしたね。

 

9日 温泉の日

大分県九重町が制定。九重九湯と呼ばれる特定の9つの温泉をPRするために九重町の九から採用。

www.town.kokonoe.oita.jp

 

10月

10日 釣りの日

スローループの日ではない。一般社団法人 全日本釣り団体協議会が制定。

www.zenturi-jofi.or.jp

 

22日 アニメの日

日付は日本初の長編カラーアニメ「白蛇伝」の公開日である1958年10月22日から、100周年となる 2017年に日本動画協会が制定。

aja.gr.jp

 

27日 読書の日

1947年、「読書の力によって、平和な国家を作ろう」という決意のもと、日本出版協会、日本図書館協会、図書館、書店、各新聞・放送マスメディアの元制定された。詳しくはURL参照。

www.dokusyo.or.jp

 

11月

1日 ソーセージの日

決して素材ではありません。日本でソーセージを広めた大木市蔵氏が、1917年11月1日に神奈川県畜産共進会にソーセージを出展したことから制定されたとのこと。

こちらも参考

ham-sausage.com

 

23日 いい兄さんの日

おそらく語呂合わせから制定。詳細は不明なので、制定者など分かる人がいれば情報ください。

 

23日 ゲームの日

日本アミューズメント産業協会が制定。

www.aou.or.jp

 

29日 いい肉の日

より良き宮崎牛づくり対策協議会が制定。いい(11)に(2)く(9)の語呂合わせから来ています。

www.tokyo-np.co.jp

 

12月

25日 クリスマス

キリストの降誕祭。12月25日に行う。(広辞苑第6版より)

投稿日は24日になっていますがこちらはイブなので、25日とさせていただきました。

 

31日 大晦日

1年の最終の日。(広辞苑第6版より)

こちらも参照

iroha-japan.net

 

まとめ

以上でまとめはおわりです。こうしてみるとレヴィアタンと関係あるものや無理やりな部分もありますね、というか中の人よく見つけたなと思うモノも…。調べる中で検索しても中々ヒットしなかったり、クソみたいなまとめサイトしかなかったりと一部分はヒットせず苦労しましたが結構楽しかったです。

また更新がありましたが随時まとめていきたいと思います。

 

おわり